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7月10日(金)浅草四万六千日 旧暦5月26日
あら、いやだ。 今日が、浅草四万六千日だった。 昨日と間違えてしまった。 失礼しました。 誰も指摘してくれなかったな。。。 たいていは突っ込みがあるんだけど。。 ということで、 梅雨茸。 この日に出会った茸。 オオシロカラカサタケ 毒性が強いので食べぬようにと。 アケボノドクツルタケ 猛毒をもつ可能性あり、絶対にたべてはダメと。 チチアワタケかもと。 やはり食べられないらしい。 こうしてみると、毒性をもった茸の方が多いようだ。 うかつに採集して、食べてはいけないのである。 午前中にお客さまがひとりいらっしゃった。 今瀬一博さん。 俳誌「対岸」の今瀬剛一主宰のご子息で、「対岸」の副主宰でいらっしゃる。 第二句集の打合せに、いらしてくださったのだ。 第一句集『誤差』は、2013年にふらんす堂より上梓された。 第37回俳人協会新人賞を受賞されている。 能村研三氏が序文を、片山由美子氏が栞文を書かれている。 担当はyamaokaである。 この度の句集は、13年ぶりとなる。 ふらんす堂へは、はじめて足を運んでくださった。 お住まいは茨城県東茨城群。 「仙川は若い人がおおく、いいところですね。都会ですね」と。 今日は、造本などをご覧になって、初校ゲラがととのっていたので、目をとおしていただいた。 今瀬一博氏 今回の句集のために三分の二以上は、句を捨てたということ。 良き一冊になるのではないかと思う。 俳誌「対岸」は、今年創立40周年をむかえられるということである。 それを記念して、茨城県久慈郡大子(だいご)町にある永源寺に、お父様の剛一氏と一博氏との親子句碑が建てられてるということである。 今瀬剛一氏は今年卒寿、一博氏は今年還暦を迎えられるという。 祝福にみちた年である。 しかし、この写真をみるかぎり、とても還暦の六〇歳になる方にはみえない。 「とても還暦とは思えません」って、ブログに書いちゃってもよろしいですか」ってもうしあげると、 「お任せします」と爽やかな笑顔で応えられたのだった。 #
by fragie777
| 2026-07-10 18:49
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7月9日(木) 浅草四万六千日 旧暦5月26日
オナガのうしろ姿。 ベランダから撮影。 マンションの欅にオナガがかなりの数棲みついている。 ギャアギャアとけたたましく鳴いて、飛び交っている。 が、なかなかその姿をとらえることは難しい。 欅の繁りへ深く入り込んでしまうのだ。 この日の朝はなんとかその姿をとらえることができた。 声は悪声であるけれど、姿は美しい鳥である。 いちまいの水に片白草の影 鈴木しげを 7月2日付けの徳島新聞の土肥あき子さんの「四季の森」より。 「水辺や湿地に繁茂する片白草。葉の表面だけがだんだんと白く変化していくことから、半化粧とも呼ばれる。掲句では、水を「いちまい」と数えたことで、ひろびろとした水の面が描かれ、植物の影が美しく際立った。」と土肥あき子さん。 片白草(かたしろぐさ) 神代水生植物園にて。 今日は浅草四万六千日の日、鬼灯市が立つ。 もうだいぶ前のこと、一度だけ、友人たちと行ったことがある。 暑い日だった。 俳人が好んで詠む「鬼灯市」を一応体験したかった。 鬼灯も買わず、友人たちと浅草で食事をして帰ったのではないかしら。 鬼灯市師を喪ひてより行かず 山田みづえ 鬼灯市酒飲んで人うなだるる 小澤 實 四万六千日人混みにまぎれねば 石田郷子 「この日に参詣すれば、四万六千日のご利益があるといわれている」と歳時記にあるが、俳人の心にはご利益というよりも、もっと異なる思いがその底にあるようだ。 月がめっぽう赤かった。 写真に撮ってみるとちっとも赤くない。 実ははっとするほど赤かったのだけれど。 #
by fragie777
| 2026-07-09 18:38
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7月8日(水) 温風至(あつがぜいたる) 旧暦5月24日
なんとやはり二番子(にばんご)が生まれていた! カメラを向けると、親鳥が威嚇するようにわたしの身体すれすれを飛んで巣を覆うようにした。 そして、ふたたびわたしを威嚇しながら飛び去っていった。 二番子は、どうやら3羽らしい。 なにかの解説に、二番子は一番子よりも全体的に身体小さいとあったが、どうだろう。。 巣立ちまで楽しみである。 昨日は、澤好摩(1944~2023)の忌日、 そして今日は、髙柳重信(1923~1983)の忌日である。 知・情・意という語があるが、澤好摩においては、実のところ「情」こそが「知」や「意」を上回っているように思う。ともすれば一般論になる言語の技術を打ち破りつつ、句に「情」があふれる。一句は、知の構成としてもたらされると同時に、そこを突き破って詩情が露出する。そのやわらかさ、せつなさが澤好摩の同心円の軸にあることを見逃してはならない。 鳥渡る棒高跳びの棒残り 澤好摩 かなぐすり風に減りゆく川の沖 〃 身を熱のはなれてゆけり雨の山 〃 春闌けてピアノの前に椅子がない 〃 五官を以って感知する「不在」の手応え、その捉えがたきことがらを捉えようとする人間のせつなさ、そうした情が通奏低音として集全体を貫いている。見えるように書いていながら読者に伝わる「見えざるもの」のありよう、それが澤好摩の詩情の根幹にある。(『現代俳句文庫64澤好摩句集』収録の「澤好摩について 山田耕司」より) 乱世にして晴れわたる人の木よ 『山川蟬夫句集』昭和55(1980)年 「雑」に収録。「人の木」をどう読むか。「高柳重信の造語」(澤好摩)とあって確定しづらい。澤は「戦乱に巻き込まれて何もかも失い、呆然と立ち尽くす人間と、そういう中に残って立つ木とは、何と似通った存在」と読む。一方、夏石番矢は「人間の浄く潔い魂の象徴のような大木」と読みが分かれる。乱世といえども人界のことである。その世界に超然として「人の木」は存在する。これが「国破れて山河あり」のような自然に還元できる世界観ならばよく知るところである。しかし、「人の木」 は、どうも未分化一体の存在のようである。根底に、時流を超えた自然、人間の普遍性を信頼する思いがあるか。(林桂著『高柳重信の百句』より) 昨日、行われた東京四季出版主催の「七夕まつり」について、Pさんのレポートで紹介したい。 * * * 2026年7月8日、ホテルグランドヒル市ヶ谷にて、月刊「俳句四季」主催の「七夕まつり」が開催されました。 七夕まつりでは、第25回俳句四季大賞、第13回俳句四季特別賞、第14回俳句四季新人賞、第9回俳句四季新人奨励賞、第26回「俳句四季」全国俳句大会の贈呈式が行われました。
片山由美子句集『水柿』(ふらんす堂刊)が第25回俳句四季大賞を受賞されました。
![]() スピーチをする片山由美子氏
この度は四季俳句大賞の選考にあたり、私の句集『水柿』を丹念にお読みくださいました選考委員の皆様に、まずは心からお礼を申し上げます。 『水柿』は第7句集ですが、句集をまとめるときはいつも作りためてあった作品を前に安澹たる気持ちになります。 気を取り直して選別にかかり、何とか一冊にまとめるのですが、「これは」という句が一体あるだろうか、という思いは、最後まで消えません。 そんな句集を手に取ってくださった方が、一句でも共感してくださるのはとてもう嬉しいことです。今回の句集の中では、「木も草も夢を見むとて枯れゆくか」この句を取り上げて、批評してくださる方が結構多かったと思います。 発表当時、「百鳥」の望月周さんがこの句の鑑賞をしてくださり、お会いした時に「とても好きだ」とおっしゃってくださいました。ちょうどその頃、書道のグループ展に出す作品の句を選ばなければならなかったので、これを書くことに決めました。 そんなこともあって、今回の選考座談会でも、この句に触れていただき嬉しかったです。 他にも「水草生ふみづからに問ふこころざし」「たましひの触れ合ふ音か春の雪」「空蝉や永久の眠りは眼をひらき」といった句をご推奨いただき、「ひょっとしたら名句かもしれない!」思ってしまいました。 句集における死生観ということも指摘していただきました。 この前の句集『飛英』の冒頭には、チベットで作りました「鳥葬の空水葬の川初景色」という新年なしからぬ句を置きました。チベットの人たちの死に対する思い、これに驚かされたことによります。 自分が70代になり、何人もの親しい人を見送り、次第に生死を意識するようになった……それは確かです。ことさらそれを詠もうというふうに思っているわけではありませんけれども、無意識のうちに俳句にもそうした思いは反映されるのだと思いました。 私はことさら「新しいことを詠まなくては」とは考えていません。私の俳句の素材はすでに過去に詠まれているものが多いかもしれません。ただ、俳句というのは、それを自分はどう表現するかといういわば言葉の芸だと思っています。結社の流れから言って、写生派として育ってきたわけではありません。吟行は嫌いではありませんので、結構出かけますけれども、何かを見ればどんどん句ができるということはありません。 見たものをそのまま言葉にすれば、俳句になるとは思っていないので、見たものが自分の中のどんな言葉を引き出してくれるか、それと想像力の駆使、それにかかっていると思っています。写生派ではなく、かといって机上派でもなく、あえて言えば、言葉派ということになるでしょうか。これからもその言葉の力を信じて、俳句を作り続けるほかはないと思います。この度は本当にありがとうございました。
片山由美子さま、おめでとうございました。
![]() 第13回俳句四季特別賞を『多神』(東京四季出版)にて受賞された内村恭子さん
人も水も静かに梅雨の水族館 内村恭子
![]() 第14回俳句四季新人賞を受賞された加那屋こあさん 青空を栞のように冬鷗 加那屋こあ
![]() 第9回俳句四季新人奨励賞を受賞された柊木快維さん あたたかな雨やこの世を降るかぎり
他に、稲葉守大さん・押見げばげばさんも受賞されましたがご欠席でした。
![]() 第26回「俳句四季」全国俳句大会、大賞を受賞されました大島幸男さん
![]() 選者、主催者の方たちと記念撮影 俳句四季大賞の選者を5年間務められた、渡辺誠一郎氏、岸本尚毅氏、井上弘美氏。対馬康子氏はご欠席でした。 第26回からは選者がかわられるということです。
皆様おめでとうございました! こころよりお祝いをもうしあげます。 * * * ほかに「七夕まつり」のイベントとして、毬矢まりえさんによる記念講演があった。 タイトルは「時空を超える『源氏物語』~紫式部からA・ウェイリー、芭蕉へ」 毬矢まりえさんは、妹さんの詩人・森山恵さんと『源氏物語 A・ウェイリー版』全四巻(左右社刊)を訳して日本に紹介するというすばらしい仕事をされた俳人である。 この講演がとても面白かったとPさん。 今回の賞については、「俳句四季」七月号に詳細が掲載されています。 ![]() 「俳句四季」七月号 カラー写真が豊富で美しい俳句総合誌である。 Pさんは、この会に、スタッフの優子さんをともなって参加した。 句集『水柿』の販売もあったので助っ人として。 はじめて俳句の会に参加した優子さんに「どうでした?」って聞いてみたところ、 「高橋睦郎氏のご挨拶がとても良かったです」ということ。 よくわかんないものを写真に撮っていた。 なんだろう。。。 紐?かな #
by fragie777
| 2026-07-08 18:52
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7月7日(火) 小暑 七夕 旧暦5月23日
唐藤空木(トウフジウツギ) 昨日紹介したタイワンツクバネウツギのかたわらで咲いていた。 こちらも空木の仲間かと調べたところ、ゴマノハグサ科フジウツギ属とあり、こういう場合仲間っていうのかしら、どうなんだろう。 なかなか華やかな咲きぶりである。 それにしても涼しい。 昨夕など、帰るとき肌寒いくらいだった。 去年の小暑のときは暑くてたまらなかったように記憶している。 俳人の西村麒麟さんが、毎日新聞の「新刊」案内で、鴇田智哉著『高屋窓秋の百句』をとりあげてくださった。 鴇田智哉『高屋窓秋の百句』 解説付きの百句シリーズの新刊。作者は今井杏太郎門出身で窓秋と直接的なつながりはない。それでいて本書はこれ以上にない組み合わせに思えた。作者も窓秋と同じく白のイメージが似合う作家だからだろう。〈頭の中で白い夏野となつてゐる〉などの誰もが知る名句を、予定調和の解説ではなく自身の言葉で語っているところに好感がもてる。巻末の小論は鴇田ファン必読。(ふらんす堂 1650円) 今日は、東京四季出版主催の「七夕まつり」が市ヶ谷のホテルにて開催されている。 「俳句四季大賞」をはじめとして俳句の賞の贈与式もある。 第25回俳句四季大賞は、ふらんす堂より上梓された片山由美子氏の句集『水柿』が受賞された。 スタッフのPさんと優子さんが出席、句集『水柿』もそこで売られる。 この会については、明日のPさんのレポートで紹介いたします。 午前中にお客さまがおひとり見えられた。 友清恵子さん。 10年前に、詩集『山姥の唄』を上梓され、ふたたび詩集の上梓を予定しておられるのだ。 詩をつくるだけでなく、絵も描かれる方で、詩集『山姥の唄』にはたくさんの作品をいれてたのしい一冊にされた。 ふらんす堂のある調布市にお住まいである。 つまりご近所である。 この度の詩集も絵をいれるおつもりとのこと。 詩集名は「木耳(きくらげ)の唄」 前回の詩集は、傘寿(80歳)の記念につくられた。 10年を経て、今回は卒寿(90再)の記念としての刊行。 打合せにいらしてくださった。 スタッフPさんが対応。 「詩集をつくろうって、数日前に思いたって」ととてもフットワークのよろしい方である。 友清恵子さん。 90歳とはとても思えないほど、若々しい。 9月18日から22日に「どてとも展」というグループ展をお仲間たちと開く予定である。 それに間に合わせたいとおっしゃる。 「どてとも展? それはいったい何ですか」と伺ったところ、 「土手友展」と記し、土手を散歩するご友人たちとのグループ展であるということ。 友清さん、毎朝、一時間かけて多摩川の土手を仲間と歩くということである。 さっそうといらっしゃって、さっそうとお帰りになったのだった。 #
by fragie777
| 2026-07-07 18:14
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7月6日(月) 旧暦5月22日
台湾衝羽根空木(タイワンツクバネウツギ) 衝羽根空木(つくばねうつぎ)とどこがちがうんだろうか。 衝羽根空木は花期が夏の初めであるが、台湾衝羽根空木はもう少し花期がながいようだ。 空木の花って種類がたくさんあることに最近気づいている。 この台湾衝羽根空木は、神代植物園のものであるが、しらべたところ、 「日本の自生地である奄美大島と沖縄県の石垣島では、ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種「絶滅危惧IA類」に指定されています。」とある。 昨日の朝日新聞の新刊紹介に、『季語別鈴木しげを句集』が紹介されている。 「鶴」主宰。「づかづかと不幸来てをり麦の秋」「妻の母八十八の夏ごろも」「夏料理なべて鳴門の海のもの」(ふらんす堂)。 今日は、「ふらんす堂通信189号」の編集後記を書いた。 何を書こうか、っていつも思う。 書くことないよなあって、 ブログだってそうなんだ。。。 (営業の一環だからね、) それなりに頑張ってる。 営業になってないなんて言わないでね。 3日の日付けで、楸邨先生について、 「楸邨先生は、正座をして待っておられたのだった。」と書いて、わが藍猫の「ヤマト」の写真をあげたら、 今朝、スタッフのMさんに、 「ヤマトちゃんが。まるで正座をしているみたいに見えます!」って言われ 「ええ!そう!」って、喜んだのだった。 実は、そんなことは全然考えてなかった。
で、編集後記に話をもどすと、「猫」のことについて書いたのであった。 これで、今回の「ふらんす堂通信」についてのわたしの宿題はクリアしたことになる。 そして今日は愛猫、日向子の写真を。 片手落ちになるといけないからね。 #
by fragie777
| 2026-07-06 18:18
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