カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
4月3日
![]() 風の強い一日となった。仙川駅の桜は風にめげずおおらかに花を咲かせている。この二本の桜の命を救った調布市民に感謝をしているかのように。 「静かな場所ー田中裕明と作品」(代表・森賀まり)を送っていただく。対中いずみさんよりこの俳誌のことはときどきお知らせいただいていたので、「ああ、出来たのね!」と感慨深く手にとる。白を基調とした瀟洒な造本である。田中裕明氏によるペン画が表紙を飾っている。モンブランのインク壺のカットが、いかにも田中さんらしく、田中さんの万年筆で書かれた文字を思い出す。表紙をめくれば「小鳥来るここに静かな場所がある 田中裕明」とある。田中さんを師とあおぐ山口昭男さん、和田悠さん、満田春日さん、対中いずみさん、そして田中夫人である森賀まりさんの5人による同人誌である。田中さんの俳句に対する志とその作品を伝えていきたいという思いがあふれている。読むもののこちら側の姿勢が問われてしまうような、それこそ心をしずめて読みたい一誌である。今日も朝から仕事の山のなかをバタバタとしていたのであるが、この一誌を手にしたとたん、背筋にすっと涼しい風がとおり、まわりの時間が静止し、この本の乳白色のやわらかな光が投げかけているものにこころがつつまれたような感覚に陥った。不思議な時間が流れた。 午後は高輪の方に用がありでかける。4時半までということで飛びだしたものの、途中で乗り換えを確認してこなかったことに気づき(わたしはこんなことが日常茶飯)大慌てでふらんす堂に電話をして教えて貰う。飛びだしたあとに場所を確認してなかったなんてこと、ホントよくあります。綱渡りみたいな日常。どこか頭のなかのねじが1,2本ぬけていると思う。収集のつかない日常を大汗をかきながらなんとか帳じりをあわせている毎日。こんなやくざな私に「静かな場所」が届けられた。田中さん、そして5人のみなさま、大切に読みますね。 ![]() (山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-03 20:40
|
Comments(0)
4月2日
![]() 一昨日の徹夜がたたりさすが疲れがでて、帰りの電車では寝てばかり。ドレスアップしたマダムが寝てばかり、というのはどうもいただけない。仙川で降りるはずのところ乗り過ごしてしまった。これから評判の岩盤浴に行こう。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-02 17:55
|
Comments(0)
4月1日
![]() ![]() #
by fragie777
| 2006-04-01 20:31
|
Comments(0)
3月31日
![]() 「泉」の横山悠子さんがゲラを持って来社。フットワークのよい方でもうこれで3度もご来社くださる。伺ったらモダンダンスを本格的になさっていたとのこと、フットワークはよいはずである。色白の小柄な童女のような、きっと森の中でくるくると踊ったら、小鳥や動物たちが寄ってきそうなそんな雰囲気をもった方だ。句集名は「海の骨片」。装丁もおおよそ決まり良い句集になりそうである。担当の中井愛のハンドルネームが「ケロ」であることが分かり、もうそれからは、「ケロさん」「ケロさん」と親しく呼んでくださっている。「ブリューゲルのパン工房」でパンを買って帰られ、さっそく「ケロさん」あてにメールが届く。「パン、とってもおいしかったです!」と。 ![]() #
by fragie777
| 2006-03-31 18:15
|
Comments(0)
3月30日
![]() 花冷えの一日となる。昨年刊行した櫂未知子氏の著書『食の一句』が、「暮しの手帖」4月号の「私の読んだ本」というコーナーで紹介されている。読者の方の紹介記事というかたちをとっているのであるが、一ページをまるまるその紹介記事にあてるという、紹介される本としてはまことに嬉しい丁寧な記事である。紹介者は木下冨美子さんという53歳の教員の女性である。俳句初心者としてこの本に出会い、食べ物という身近な題材をとおして俳句に楽しく開眼していくさまが書かれ、新鮮な紹介文となっている。「櫂さんのコメントが詩情あふれていて奥深い。いっぺんでファンになりました」とも書かれている。とうとう小社の本も櫂未知子さんのおかげで、「暮しの手帖」という私たち世代の人間にとっては、飽くことない消費社会の中で「豊かに暮らす」ことへのてがかりを与えてくれた独特のオーラを持つこの雑誌に登場することができたことは(なんだかもってまわった文章ですこと)とても嬉しい。 もうひとつ嬉しいこと。夕方近く、一人の婦人がふらんす堂を訪ねてきた。手にはこの『食の一句』を持って。そうして、この編集日記を読まれているらしく、「あの天然酵母のパン屋さんはどこですか?」と尋ねられたとか。(私はあいにく電話中)さっそくにスタッフが場所をお教えして差し上げた。このパン屋さんのことを私はこれから「ブリューゲルのパン工房」と呼ぼう。まるでブリューゲルの絵に出てくるような静謐な光にみちたパン屋さんだから。パン屋さんの前には公園があり、子供の声が聞えてくるところもおんなじだ。 今日は関東いったいの営業代行をお願いしている門田克彦氏がみえる。ぽえむぱろーるの情報が分かる。この4月いっぱいで閉店になるということ。読売新聞紙上で、思潮社社主の小田久郎氏がインタビューで答えておられることを知る。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-03-30 20:16
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||