カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
4月8日(土)
風の強い一日。今日は花祭りである。ふらんす堂は建前上は休日であるが、わたしはこまごまと用事がある。午前中は成城に用があり出かける。その用事が何かは内緒。お昼ごはんを成城でとる。「あんや」というとてもしゃれた甘味処で、おうどんを食べる。そうしてミニあんみつも。ここの寒天が最高に美味しい。やわらかくて舌に優しく、とろけるようで、こんなに美味しい寒天を未だ食べたことがないほど。総額しめて1,350円。成城からバスで仙川までは、20分ほど。高級住宅街で知られている成城は有名人も沢山すんでいるということで、大きな家が続いている。その家並をバスの窓から眺めるのが好き。ひとつひとつ家に工夫が凝らされていてやっぱりゴージャスな家が多い。庭もそれぞれにアメリカンスタイル、日本庭園風、ヨーロッパ調などなどいろいろ。どこかミモザの素晴しい家があったはずだけど、それにしてもミモザがとってもよく似合う土地柄であることよ、ああ、あった、でもそのミモザはすでに盛りを過ぎて残念ながらあの強烈な黄色を失っていた。 今日はHPを書き換えてくれるYが来る日。まだ学生のYはこのHPの担当で毎日の俳句日記の更新と、HPの更新、デザインをやってくれている。HPもいろいろと充実させていきたいと思う。Yさん、よろしく。 今日は久しぶりに早く帰って、蛍烏賊と菜の花のスパゲッティ(朝テレビで紹介していた)を夕食につくってあげよう、白ワインも添えて。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-08 18:31
|
Comments(0)
4月7日
![]() ![]() 加藤泰子が二つのポップをつくってくれた。いつもながら手早くとてもきれいにポップをつくってしまう。大型書店にこのポップを送り、『日月』「めんない千鳥』を両方とも平積みしてもらい、そこにこのポップを並べるというのが、こちらの理想。あくまでも理想。美しく詩歌のコーナーにこの二冊が並べられていることをイメージして、書店に立ち寄ったりするとまたたく間にその夢は打ち砕かれることが多い。ポップが立っていなかったり、二冊が北極と南極ほどに分れていたり、ポップが曲がってあらぬ方を向いていたりなかなか現実は厳しい。そういう時は本当にがっくり。しかも今度は『日月』の横に同じく深見けん二精選句集『水影』も並べておきたいという切望がある。これもまた美しいポップを添えて。関東と関西一帯の営業をお願いしている多田俊彦氏、門田克彦氏には是非がんばってもらいたい。私は書店に行くと、お客のふりをしてせっせと本を整えちゃう。ゲリラ戦術です。この土、日には三冊がちゃんと並べられて、お客さまに買われることを願うのみ。 花冷えの一日となる。ここ一ヶ月ほどで少し体重が増えてしまった。ひゃあー。そういうわけで歩いて出社。自転車といちばん違うことは鳥の声がよく聞こえることかしら。鵯、むく、雀、鶺鴒、尾長などなど。もっとたくさんの声を聞き分けられるようになりたいな。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-07 19:23
|
Comments(0)
4月6日
![]() おはようと言ってドアをあけると、渡邊真紀と加藤泰子が一所懸命にお掃除をしている。いつもの風景だ。購入したばかりの掃除機の音がして、私の机のまわりの雑然としたところもちゃんと整えられて、ああ、また私はやすらかに仕事ができるって、感謝の気持ちでいっぱいになる。全世界が滅亡にむかっても、こうしてふらんす堂では、渡邊真紀が朝早くから仕事場をととのえ掃除機をかけてくれていたら、私は平安なのかもしれない。きっと。 今日は、再版になった『日月』を大型書店に送りつける作業と、受賞によってにわかに注文数がふえた『めんない千鳥』の対応などに追われる。川口と加藤は忙しい。それでも状況を読めない私が、「ちょっとこれお願い」などと言うものだから、ときどき邪魔してしまう。 数年前に私はどうやら素晴らしい「出版についての案内書」を作ったらしい。それを中井愛やほかのスタッフに渡し、これを使うように言ったのである。そうして私はそれを忘れた。ある日といっても昨日であるが、中井がこれを使っているのに気づき、「これ素晴らしいね、どうしたの?」と尋ねた。「ど、どうしたのじゃないですよ、山岡さんが作ってこれを使うようにと言ったじゃないですか?私はもう何年も使ってます」と中井、私は‥‥‥‥。もうひとり、山岡というもっと仕事のできるヤツがいるんじゃないか、そいつがこれまでいっぱしの仕事をしていたんじゃないか、このわたしっていったい誰? どこか遠い星にいてすでにアイデンティティなるものなどどこか物置の忘れられた靴箱のなかにでも置いてきたような‥‥。ともかくも焦った。あまりにも自分のラフな仕事の仕方に。そうして心から反省し、初心にかえろうと思った次第です。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-06 21:38
|
Comments(0)
4月5日
![]() ふらんす堂としても蛇笏賞をいただくのははじめてのこと。中西さんの電話にわたしは、一オクターブ声を高めて、「嬉しいです、本当に」って何度も叫んでしまった。中西さん、失礼をしました。 今日は朝から雨。花の雨という美しい季語があるように、雨がふってもどこか明るい華やぎがある。わたしの気持ちが浮きたっているせいかしら。喜びの気持ちを示したくて、母から貰った真珠のネックレスをして出社。着古したラルフローレンの綿のカーディガンを着ていたのだけれど……。カーディガンの淡いグレーの色に真珠はよく合うと思って。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-05 19:24
|
Comments(0)
4月4日
![]() 今日はにぎやかな一日となる。深見けん二句集『水影』の代送と『日月』の再販の各書店への送り付け。朝から川口夜叉課課長(最近みな、川口課長と呼んでいる)を中心に水野晶、松田聡子のバイトさんが朝からフル回転で働いている。今日はお休みのはずの加藤泰子も助っ人に来てくれて大助かり。午後には来客もある。句集をおすすめしている幸田和喜子さんとそのお二人の姉妹がお見えになる。お客様があるとふらんす堂は大変。というのは、応接セットなどという気のきいたものはどこをみつけてもないので、作業机にさっとレースのテーブルクロスをかけてすましてお客さまを招きいれるのである。ところがお客様が予定より早くおみえになったりすると、大慌て、すっかり舞台裏を披露してお待ちいただき、アタフタと応接モードに変換するのである。ホント、大汗ものなんです。君嶋真理子さんも装丁のため来社、こちらはほぼ君嶋さんの机とよべるものがあるので、そこで仕事をしてもらう。いやあ人口密度の高い一日だった。フーッ。 いよいよ『地名別鷹羽狩行句集』を責了にして印刷屋さんに渡す。実は昨日わたしが渡したのであるが、それがとんでもなく間違っていたゲラで、印刷屋さんの方から電話がはいり、大慌て(なんだか慌ててばかりの毎日)でゲラを捜し、今日正しいゲラを渡したというもの。これも加藤泰子が手伝ってくれなかったらどうなっていたことか、加藤さん有難う。ウルウル、涙が出てしまう。そんなこんなでまことに日々スタッフに迷惑をかけている私です。昨日、乗換え駅も確認せず飛びだしたことについて「あれはありませんよ」と中井と加藤に言われてしまった。一言も返せなかった。ウーン無念!!夜遅く残って仕事をしていると(これくらいはしなくちゃね)とても素晴しいニュースが舞い込んだ。それはまだ内緒、明日まで待ってくださいな。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-04-04 19:48
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||