カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
1月6日
夕方、ホームページに今年度の「俳句日記」をお願いしている深見けん二氏より電話を貰う。 氏はこの「俳句日記」について、力を入れて取り組んで下さっている。 自らコンピューターを開き、日々、この「一日一句」を見て下さっているということも嬉しい。 元旦に、「まずパソコンで俳句日記を見てから、お雑煮を食べました」とFAXをいただいた時はなんだかワクワクした気分になった。 今日の電話は、前書きについて、どうしようか少し判断に迷っているとのこと、前書きをつけないでできるだけやっていきたいが、たとえば、15日に餅の句を出した場合、15日が小正月ということがわからないと今更餅の句?といった疑問が起こるのでは…、その辺のところをどうしようか迷われている、とのことだった。 しばらく電話で話してから、「やはり前書きはつけないでいきましょう」ときっぱりおっしゃった。 電話を切ったあと、なんといったら良いのか、この「俳句日記」への氏の取り組み方に感動してしまう。ひとつひとつのこと決してなおざりにしない。そうして俳句に対する態度は、とても厳しい。 今回「俳句日記」をお願いしてみて、そのことをいっそう確信する。 仕事の仕方というものを、もう一度考えさせられることしきり…。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-02-18 00:41
|
Comments(0)
1月5日
身も凍るような寒い朝、今日から仕事はじめ。自転車で出社。 風を切つて自転車をとばしてゆくと、寒さもなんだか快適。 仕事場に行くとスタッフはほぼ出社していて、ああ、これから新しい年の仕事がはじまるんだとちょっと緊張して机につくやいなや、鷹羽狩行氏から電話。今すすめている地名別句集のこと。氏はこの暮から新年にかけてこの句集にかかりっきりであったとのことで、いつもながらの歯切れの良い電話に、さらに身のひきしまる思い。 午前中は、取引先の印刷会社光スタジオの山本三雄さんが新年のあいさつに見える。 昼は恒例の新年会。スタッフの川口、中井愛、渡邊真紀、加藤泰子、昨年の11月から働いてもらっているアルバイトの松田聡子と私の6人で、あるいて二分ほどの「なみはな」で、麦酒で乾杯して食事。それぞれの冬休みの話しなどして盛り上がる。 2006年の毎日更新のサイト、「俳句日記」「今日の一句」「今日の一首」もどうにか好調にスタートして、ほっとしている。レイアウトなどちょっと変えて見たのであるけれど、どうなのかしらん。反響を知りたいところ。 スタッフの中井が教えてくれたのだが、詩人の清水哲男氏が、昨年の12月30日の「増殖する歳時記」で、昨年12月に刊行した加藤喜代子さんの句集『霜天』の一句をとりあげている。この日は田中裕明氏の忌日。「桜の木ひかりそめたり十二月」の作品を「記憶すべき一句」と絶賛するとともにその師であった田中裕明氏の夭折を「惜しまれてならない」と記している。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2006-02-18 00:07
|
Comments(0)
12月31日
今年最後の仕事は、中村文子さんの句集『賀状』代送分約150冊を郵便局に取りに来てもらうことである。三が日に皆さんの手元に届けたいという著者の意向によるもの。たったいま、それが完了。 さあ、あとはカレンダーを掛け替えて、今年の仕事は終わり。 いろいろとやり残したことはあったけれども、やり残したことを考えると、心がぐいぐいと地面のなかにめり込んでいくような重苦しい気持ちになってしまうので、そんな心を指でつまんで冬晴れの空に晒し、新しい気持ちで来年にのぞみたいと思う。(山岡喜美子) #
by fragie777
| 2005-12-31 00:05
|
Comments(0)
12月30日
来年から、ホームページの詩のサイトに新しい企画を考えている。 ずっと前から思っていたことであるが、なかなか実現することができず、暖めてきたものである。 そのことで、詩人の手塚敦史さんと仙川で会う約束がとれ、12時に待ちあわせ。 お昼を食べながら、いろいろと話しているうちに、大方の輪郭が見えてきたような気がする。 手塚さんは、忌憚のない意見を言ってくれるので嬉しい。 どうせ新しいことをするからには、面白いもの、そうしてふらんす堂らしいものをと考えてくれている。 私があまりにもラフに考えていたところがそうではないものに方向づけられて、話しているうちに、なんだか気持ちがワクワクしてくる。そういう気持ちにさせられてしまうのは、やはりこの若い詩人の詩にかける思いなんだと思う。 さて、これからそれをどう実現していくか、来年の新しいサイトにむけて、もっともっと集中していかなくては。 年賀状もどうにか書き終えて投函する。 仙川の商店街はいつも以上の賑わいで、まっすぐ歩くのが困難なほど。 今日は、田中裕明氏の忌日。 昨年の今日、夫人の森賀まりさんより、訃報を知らされた時のことをありありと思い出す。 今でも、なお信じられないような思いがして、あの穏やかな笑顔にまだお会いできるのではないかと思うことがある。 雪の降る寒い一日だった。 #
by fragie777
| 2005-12-30 00:02
|
Comments(0)
12月29日
2006年の1月1日からはじめるHPの新連載「今日の一首」の準備をいよいよ始める。 歌人の黒瀬珂瀾さんにお願いしたのだ。 かなり前から、短歌の連載もしたいと思っていたのであるが、今年の6月だったかしら、詩のシンポジウムで、黒瀬さんに始めてお目にかかりそのことを話したところ、積極的な興味を示して貰えたので、お願いしてみることにした。「都市」をテーマにした連載になると思うが、若い彼の意欲に期待してます。 午後からは、岡本眸氏に会いに北千住へ。 といっても長く東京に住んでいるのだけれど北千住に行くのは始めて。 西日暮里で乗り換えるはずを寝過ごしてしまう、何しろ電車で寝るのは大得意。 どうにか、待ち合わせの3時に間に合いそうだが、また困ったことが。 丸井デパートの9階ということを伺っていたのであるが、9階に行くと沢山のお店が…、私どこに行ったらいいの? ウロウロとしているとあちらからもウロウロされている岡本氏が。ああ、良かった。 能天気な私は、大体いつもこんな状態です。 岡本氏の話はいつも楽しい。 富安風生のこと、水原秋桜子、安住敦、石田波郷、中村草田男等々、思い出をまじえながら、あっという間に時間が経ってしまう。いつも私だけこんな面白い話を聞いて良いのかしらって思う。 「俳句は人の温もりや息遣い、汗や体臭を感じるものが好きです」とおっしゃったのが印象的だった。 (山岡喜美子・記) #
by fragie777
| 2005-12-29 00:01
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||