ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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Il y a longtemps que je t' aime

9月29日(月)

Il y a longtemps que je t\' aime_f0071480_1985567.jpg


新宿副都心にあたらしく出来上がった高層ビル。
通るたびに気になるのだが、まだ足を踏み入れたことがない。
この辺いったいにに立ち並ぶ高層ビルをみて思ったのだが、高層ビルというのは、直線よりも曲線をおおくとりいれて建てられている、ということだ。
このビルはそれが顕著なひとつ、に過ぎない。

急に寒くなった。わたしは、箪笥の引出しの奥より、ながーい間そこで眠っていたシルクのスカーフをうやうやしく取りだして首にまいた。淡いグレーのきわめてシックなもので上品にラメ加工がほどこされて、超奮発して買ったものである。しかしなかなか出番のなかったアルマーニのスカーフだ。上は木綿の消炭色の長そでTシャツを一枚着ただけなのに、そこにこのスカーフをぐるぐるとまきつけるだけで、とても温かい。ハリー・ポッターの透明マントのように軽くて、そして邪魔にならない。仕事をしているときに私はこのスカーフの存在をすっかり忘れた。すると、スタッフの愛さんが、
「yamaokaさん、きれいなスカーフですね!」
と声をかけてくれた。
思いもかけずうれしかった。
と、同時にわたしのスカーフもわたしの首のまわりでまるで羽ばたくように喜んだのだった。
(…とわたしには思えた。)

今日の朝日新聞の「風信」に、片山由美子著『色の一句』と高柳克弘『芭蕉の一句が紹介されている。短いコメントながら、「随所に新発見がある。」とは、まさにその通り。発見にみちみちた本たちです。

そして読売新聞の長谷川櫂さんによる「四季」では、真保喜代子さんの句集『凪の景』より一句。

 どの家も女元気に柿熟す

「歴史の表舞台はいざ知らず、家庭では神代の昔から女性の力こそ絶大だった」と。

(……ウーム、女であるわたしは何も申しません…)


有働薫さんによる「詩人のラブレター」を更新。
今回は「フランス民謡」より。とてもわかりやすいフランス語だ。
フランス民謡とは、つまりシャンソンのようなもの、って考えていいのかしらん。
 
「 Il y a longtemps que je t' aime」

って、なぜかよーくわかる……。

(えっ、深く追求しないでくださいな…)



あはっ、冗談ですってば……
by fragie777 | 2008-09-29 19:59 | Comments(0)


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