|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
9月10日(水)
![]() 写真はピーマンの花。そばにでっかいピーマンがなっていた。 おおかたの仕事を終えてから大切な手紙を二本書く。 手紙を書くという作業は、メールをかくよりもはるかにエネルギーを要し、丹田に力が入る。 わたしの母はよく手紙を書いた人だった。 趣味のよい便せんにパーカーの万年筆で、さらさらと草書体で文字を書く母の姿が彷彿としてくる。女学校時代の大切な友人と手紙のやりとりをしている母の姿には、私の知らないもうひとつ別の世界をもっている母がいた。 わたしも案外手紙を書くほうだと思う。 笑っちゃうことに、いつの間にか母とおなじ便せんをつかい、やはり同じパーカーの万年筆で手紙をかいている自分を発見した。 違うのは母のほうにはゆったりした時間の流れがあり、私のほうはあわただしい時間ばかりがある。しかし、手紙を書くという行為は不思議と心の中に静止した時間のようなものが生まれる。何もまだ書かれていない便箋のむこうに相手のこころを見つめるという行為が、ある静かさを呼びいれているのかもしれない。 電話でもなく、メールでもなくファックスでもなく、手紙をかく。 相手にとどくまでのもどかしいような時間、相手のことを思い、自分の書いた手紙を思い起こしたりする、そんな時間は、手紙を書くことでしか得られない幸福な時間だ。 公明新聞が送られてくる。学芸担当の記者古野広年さんが送ってくださったものだ。 詩人の秋谷豊さんが、峯澤典子さんの詩集『水版画』を紹介している。 「初めて目にする詩集だが、自然の深い真実を私の胸に残す。」という書き出しではじまり、「次の時代を担うみずみずしい感性が認められる」と、新しい詩人の出現を評価しているのは、とてもうれしいことだ。 昼休みにリエさんが録画してくれた、NHKBSの「週刊ブックレヴュー」をみんなで観る。 詩人のくぼたのぞみさんが、句集『流』を手にもって紹介したときはみんな緊張する。 「ふ、ふらんす堂って出るかしら?」ドキドキだ。 「あっ、出ましたよ、ホラ」 わあっ、って歓声があがり、 ![]() まあ、こんな具合に…。 くぼたのぞみさん曰く 「この『流』は、硬質な手触りと凛とした立ち上がりがあり、他には類をみないような句集です」 !……… わたしたち全員、なぜかエッヘンって、胸をそらせましたの…。
by fragie777
| 2008-09-10 21:06
|
Comments(0)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||