カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
外部リンク
画像一覧
|
8月31日(日)
8月31日の新宿の空はあきらかに秋空となっていた…。 ブログを書き始めるや、今日もゴロゴロと雷の音がはじまり、大粒の雨が勢いよく降ってきた。 いったいどうなっちゃったんだろう。このスコール状態は…。 日本も南国化しつつあるっていうことかしらん。 温暖化、環境破壊という言葉はわたしたちにいまさらのごとく押し寄せて来ているが、 地球は約一万年前に、氷河時代を終えたときからその温暖化ははじまっているのだ。 そして、人間が狩猟など獲得経済から、麦を栽培し、山羊や牛を飼育する生産経済へと移っていくことによって、すでに地球の環境破壊の第一歩は始まったという。 人類史は環境破壊の歴史でもあるということか…。 だからわたしたちは、象の足どりのごとくしめやかにこの大地を進まなくてはならない。 今日の船団HP「日刊この一句」』は、小倉喜郎さんによって細谷喨々さんの句集『二日』より。 二百十日築地に朝のパンを買ふ 細谷さんが聖路加病院の小児科のお医者さんであるっていうことは、その著書などからもよく知られている。小倉さんは、明日の朝のためのパンをと鑑賞されているが、わたしは夜勤明けの朝のパンかもしれないとも思う。どちらでもよいことかもしれないが。 すこし前に細谷さんにお目にかかったとき、「もう少ししたら、定年になるので郷里の山形に帰って、親父の医院をついで町医者として子どもたちを診ていくんです」とおっしゃっていた。 「いままではシンドイ病気と向き合うことが多かったのですが、これからは少し気持ちにゆとりをもって子どもに向き合うことができるかもしれません」と、穏やかな眼差しがそこにあった。 これまでまさに小児科医療の最先端で身体をはって、子どもに関わって来られた方だ。 句集『二日』には、子どもの生命と向き合う日々がある。 水疱瘡はなやかに子はラムネ飲む わたしの好きな句である。
by fragie777
| 2008-08-31 20:15
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||