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8月21日(金)
初秋の山と空と人。 若手スタッフの春奈さんは、ここ数日書店営業でいそがしい。 今日は、神田を中心に、丸善丸の内店、八重洲ブックセンターまで足をのばした。 営業の中心は、来月の半ばに刊行予定の片山由美子著『色の一句』と高柳克弘著『芭蕉の一句』の注文をとることと、いま書店に並べられている書籍の売上状況を知ることだったり、それはもうこもごもである。 わたしもいっしょに、営業にまわりたいところであるが、なかなかその時間もとれず、春奈さんのフットワークのよさにしっかり頼っているこのごろである。 大型書店には、詩歌の担当者の方がいて、そういう方たちに会い、いろいろな話を聞くこともおもしろいらしい。 「○○書店のAさんは、ちょっと前まで俳句をやっていたということです」とか、 「□□書店のBさんは、本の装丁に興味があって、ふらんす堂の本づくりをほめて下さいました」とか、 「△△書店のCさんは、俳句はわからないので、もっと情報をしりたいと言ってました」などなど、 それぞれの書店で働いている書店員さんの表情がわたしにも届くようになりつつある。 いろんな書店をまわって帰ってきた春奈さんが、まだその興奮さめやらぬうちに営業状況を報告するのを聞いていると、春奈さんのテンションの高さがそのまま私にも伝播されてきて、 「よしっ、売れる本をつくりましょう!」という気持ちになってくるから不思議だ。 しかし……、思うは易し行うは難し……といったところである。 スタッフのカトさんだけは、家族の事情で、夏休みが来週からである。 しかし、いま彼女は俳誌「銀化」(中原道夫主宰)の『銀化歳時記』の担当をしていて、間もなくそれを校了にしなくてはならない。 今日も定休日であるのだが、午前中と午後の許す時間にはふらんす堂に顔をだし、先ほど帰ったところである。 郷里の石川県に帰る予定なのだが、なんと来週の26.27日とこの仕事のために家族をのこし夜行列車に乗って、彼女だけ東京に戻って来ると言っている。 「大丈夫よ。わたしが見ておくからさあ…」って言ったのであるが、どうやらわたしのことを信用していなフシがある。 「月曜日に中原先生から、連絡があると思いますので、これこれだけはお願いします」と、ファイルを渡された。きっちりといろいろと書きこんである。 「わかりました。まかせて…」とは言ったものの、なんせ粗忽者のわたしである。 「わ、わすれたらどうしよう…」っていうと、 「ぜ、絶対忘れないでください!!」と深々と頭を下げられてしまった。 これは責任重大だぞ。 月曜日は各取引先への支払いの日でもある。 こちらもぜったい忘れてはいけないことである。
by fragie777
| 2008-08-22 20:00
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