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8月20日(水)
昨日は「俳句の日」ということであったが、「バイクの日!」でもあるのだそうだ。 と、いまふらんす堂で「子どもの一句」を連載してくださっている高田正子さんが教えてくださった。 「バイクの日」ねえ……、いやはや恐れ入りました。 では、8月19日は、オードバイ乗りの俳人限定っていうことで、俳句づくりのツーリングイベントっていうのはどうでしょう。 わたしが知っているバイク乗りの俳人(カッコいいなあ)っていえば、石田郷子さんくらいしか思いあたらないけれど……。 スタッフのバンビのように清楚な啓子さんが、夕方ガツガツと仕事をしているわたしたちのそばにふっと立って、 「あのう……」って、ささやくように言う。 仕事をしていた私たちはみないっせいに、仕事の手をやすめ、ちょっと緊張して耳をかたむける。 (おそらく、わたしが、「あのう」なんて言ったってこういうことにはならない) 「あのう、………(この間およそ10秒くらい)これから少し長い期間おやすみをいただくことになってますので…」 (ああ、そうだった。言われていたんだ。啓子さんは、就職活動の勉強のためにここ数週間お休みをすることにきまっていたのだ。) 「ああ、そうだったわねえ。わかりました。勉強がんばってね!」とわたし。 「ハイ。………」 啓子さん、立ち去らないでまだ何か言いたそうである。 やおらふっと口元に笑みをうかべて意を決したように、 「あのう、さびしいです」と一言いうや、すっと清らかな風を残して去って行く。 !!!!!!!! 一瞬しずまりかえったふらんす堂。そして、はじかれたように、 「いやあ、いなくなっちゃうんだあ、」と愛おじさんが言えば、 「お、おいちゃん、さみしいい!!」と、カトおじさんが叫ぶ。 清風はすでに消えて、あとは(女の衣を着た)オジサンたちのうるさい叫び声ばかり…。 啓子さん不在のふらんす堂は、美少女ドロテアを失ったまま進んでいく客船『グロリアN号』のごときだ。喧噪と錯乱をひきつれながら、それでもふらんす堂という船はすすんで行く。 写真はコスモス。秋桜とも言うけど、この「コスモス」って「宇宙」っていうことからきているのかしらん…。いまさらではあるが……。
by fragie777
| 2008-08-20 19:43
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