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7月27日(日) 土潤溽暑(つちうるおいてじょくしょす)
![]() 写真は野萱草(のかんぞう)。 どうも夏風邪がぬけず、喉の痛みがおさまらず咳も昨日よりひどくなる。 出かけなくてはいけないところをさぼって、家でごろごろしながら、『荒地の恋』を読み終える。 畳の上で寝っころがって本を読むのは久しぶりである。 夏の畳はいいなあ……。 DVDを一本見て、「ハリー・ポッター」の最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』を読みはじめる。 (ハリーとヴァルデモート卿の対決はどうしても見定めなくてはね…) 今日は、有働薫さんによる「詩人のラブレター29」をアップする。 今回は、エドァール・グリサン、かつての仏領(いまはフランスの海外県というらしい)のマルチニック島の出身の詩人だ。 (むかし観た「マルチニックの少年」という素晴らしい映画を思い出す。) ![]() 有働さんが送ってくれたこのグリサンのポートレートであきらかなようにいい面構えの詩人である。 「フランス語で書く人ですが、母語の特徴をフランス語に反映させ、うねるように繰り返す口承的文体を創造しています。」 と有働さんの解説にあるように、その出自をアフリカに置くことを誇りとする詩人は、フランス語の支配からも自由であろうとし、その言語表現のあたらしい試みをとおして、支配されないわれらのアイデンティティを明らかにしているのだ。 詩人とはなんと力強い存在なのだろう。 そして「昼寝の国の人」は、今日の歌人の永田淳さんの原稿をもってひとまずその掲載が終わりとなる。 永田淳さんは、先にこの「昼寝の国の人」で掲載をしている永田紅(こう)さんのお兄さまにあたられる方だ。歌人の永田和宏を父に持ち、母親も同じく歌人の河野裕子という恵まれた短歌環境(?)の下にいる歌人である。 鑑賞によって、その作品がクローズアップされる、ということがある。 石切場櫻は石の上に散る 今回の俳句がまさにそうだ。 「ことさらレトリックに優れた句でも、深い内容のある句でもない。しかし、今述べたような背景において読んだとき、私は思わず、そして長らく、この句の前に佇んだのである。」 と永田さんが書かれているように、 この作品は、永田淳という鑑賞者を得て、あたらしい時空への扉が開かれたのだ。
by fragie777
| 2008-07-27 23:01
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