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6月16日(月)
![]() 写真はかまきりの卵。 木のえだについたあぶくではありません。 と、知ったかぶりをして書いたら、さっそく自然観察民間博士(とわたしが勝手に呼んでいる)ふけとしこさんから、メールをいただいた。 「カマキリの卵じゃないのでは… アワフキムシの巣というか、そういうものかと。 カマキリ、今は繁殖期ではなくて、秋に卵を産んで、卵鞘とも卵嚢とも呼ばれる (おほぢがふぐり、とも)カサカサして、柔らかそうで、実は硬いもので越冬します。 オオカマキリの卵は麩にそっくりで、少し茶色っぽいです。 小型のカマキリ(チョウセンカマキリなど)はもっと細いですが。 モリアオガエルの卵はネズミ色がかってますし。 この純白の泡はやはりアワフキムシ(何種類かいるらしいです)かと。」 素晴しい知識です。 ふけとしこさま、ありがとうございました! 今朝のふらんす堂は、ショートカットの女人であふれていた。 律子さん、愛さん、優明美さんの三人が髪を切ってきた。 「あら、みんな一緒のショートカット!仲良しねえ…」って言うと、 「夏ですからねえ…」という答え。 そういうわたしもショートカット。左右がちょっとばかしアンシンメトリーのね。 「わかる人にはわかるっていうのにしましょう!」ってわたしの専属美容師さん(と言えば聞こえがいいが、ようするに仙川で一人でやっていて、わたしはもう十年以上、彼に髪を切ってもらっている)が、嬉しそうに言ってカットしてくれた髪形のショートカット。このところのマイブームなのだ。 啓子さんも春奈さんも、ショートカット。 真紀さんも天然パーマにあえてストレートパーマをかけて、ばさりと切った。 このいさぎよいショートカットに、ふらんす堂の多くのスタッフの心をしめる男気(おとこぎ)が加わったら、もうこわいもの無し。 (註・男気=おいらにどんとまかせてくれいっていうヤツ) 不肖このわたしも、「男気」だったら誰にも負けなくてよ! 昨日の毎日新聞にふらんす堂の句集が二冊、紹介された。 句歴45年の北田桃代さんの句集『燦々』と、23歳になったばかりの佐藤文香さんの句集『海藻標本』である。 「ときにユーモラスを交えつつ、自在な世界を繰り広げ、確かな表現力をかんじさせる。」とは句集『燦々』。「今生の今できること紫蘇を揉む」。 「俳句と出合った幸せを感じさせる第1句集」とあるのは、句集『海藻標本』。「鞦韆の裏を映せるにはたづみ」。 そして今日の讀売新聞の「枝折」には、坂原八津さんの歌集『はて』が紹介されている。 「淡々とした言葉で、生き物や時間、空間をはるかからとらえたまなざしが新鮮。」とある。「守るべき優しくすべき いつ頃のどの生物のいきた地球を」の一首が紹介されている。 鈴木伊都子さんの第二句集『雪間草』が出来上がってくる。俳誌「狩」(鷹羽狩行主宰)同人で、「観察のこまやかさと調べのしなやかさが本句集の特長といえよう」とは鷹羽氏の帯のことばであり、「春宵の少しめくれて鏡餅」「よい方へものを考へ返り花」「こゑもたぬもの美しき走馬燈」などの句が紹介されている。句集を拝見していくと、「水口の水のきらめく端午かな」「安曇野の水の早さよ花わらび」「人ごゑに牛立ち上がる芒種かな」などの作品があり、先月あそんだ安曇野の風景が彷彿としてきて、安曇野の水音がわたしの身体から迸り出ていくかのようだ。「行先をあいまいにして春日傘」とか「着ぶくれてなほ身を飾るものを欲り」など、女の気持がうまく表現されていておもわず笑ってしまった。
by fragie777
| 2008-06-16 20:13
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