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5月27日(火)
安曇野の芥子の花。 芥子の花をみると、名句が思い浮かぶんじゃなくて、かつての美少女演歌歌手藤圭子(宇多田ヒカルのお母さん)が ♪赤く咲くのは芥子の花 白く咲くのは百合の花 どう咲きゃいいのさ このわたし 夢は夜ひらく♪ とせつせつと唄ったことを思い出す。わたしは好きだね、この歌。 それにしても昨夕の雨。 スーパーマーケットで夕食の買い物をすませ、自転車に乗ろうとしたら、ポツリと雨を感じる。 …雨か。 ああ、はやく帰ろう、まあ、家までは大丈夫だろう、ってタカをくくっていたら、まったくもって悲惨な情況が展開することになった。その数分あとにわたしは、ずぶぬれになりながら、おまけに雷まで鳴りだして、ピカーッ、ヒエー(なんだよ、これえ、ダジゲデグレー!!)と叫びながら自転車を必死にこいでいた、というありさま。 ほんと、こわかった…。 廣居信一さんの句集『過客(かきゃく)』が出来上がってくる。俳誌「泉」(綾部仁喜主宰)の同人。前句集句集『山雨』につぐ第二句集となる。この集名をつけられた綾部先生の帯文がいい。「齢重ねていよいよ人生過客の思いが深い。ゆかりの地米沢京都への思慕を点じつつ、春秋旦暮の興に遊ぶ悠揚たる一集がここに在る」と。前句集どうよう奥さまの油絵を挿画にあしらい、今年は米寿にあたられるという。しかし、「あとがき」に「小生にはさらなる十年の機会は望むべくもなく、この集が終りとなる心懐かしい一集であります」とあり、こころがはっとする。廣居さんご夫婦は、この句集ができあがるまで、なんどもふらんす堂をおたずねくださった。この句集の刊行にいたるまでを「泉」同人のきちせあやさんのご尽力に負うところがおおきい。きちせあやさま、ありがとうございました。 「夕鵙やはるかなるものかへりくる」「遠き日へ誘われゐる枯野道」 昨日の「船団」ホームページ「今日の一句」は、内田美紗さんによって、津田ひびきさんの句集『玩具箱』より、「ふしだらといふ香水のあらまほし」。「津田さんは香水にあやかってふしだらになってみたいと言ってのけた。」と内田美紗さん。 ところで、この「ふしだら」っていう言葉、ある年齢層と階層に通用することばって感じがしません。しかも、おもに女にむかっていう。「ふしだらな男」とは言わない。(そういう存在があってもべつにかまわないけど…)「ふしだらなオカマ」って言うかな…、ウーン、これを考えるとおもしろい…。「オカマ」ということばは性的な差別用語であるとしても、しかし、「オカマ」という存在それじたいが「ふしだら」という次元をすっとばし、おおきく小市民的倫理を超えてしまっているので、もうオカマそれじたいがすばらしくふしだらで、「そのふしだら性」が快挙である。いいんじゃない、「ふしだら」。 でも、ギャルは使わないな…。「ふしだらね!」なんて言ったら、マツカラで隈取った目をかっとひらいて、「っていうか、なに、それ? わかんねえよ!」と言われそう。おお、こわっ…。 わたしが、こんな能天気なことを書いている向こうの部屋では、律子さんと春奈さんが残業してがんばっている。 ああ、リエさんの声もする。 オンラインショップはすべてリエさんの力によるところが大きい。 みな、頑張っているのね。 ふらんす堂は、こういう縁の下の力持ちスタッフでささえられているのだ。 ホントにご苦労さま。
by fragie777
| 2008-05-27 19:49
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電車
at 2008-05-28 20:45
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以前、比叡山・延暦寺で猛烈な雷雨に見舞われたことを思い出しました。どうぞ風邪などひかれませんように。
それにしてもこの編集日記は、身近な人が次々登場するため、しばしば覗かせていただいています。 田中裕明の多くの関係者、ふけとしこや内田美紗といった船団組、高野途上&内田哀而の面々、そして今日のきちせあやさん。ほんと目が離せません。 コメントを書き込んでいなくても拝見していますので、これからも楽しい日記をお願いします。
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fragie777 at 2008-05-28 23:07
電車さま (電車男みたいですね!)
コメントをありがとうございます。 俳句の世界はひろいようで狭い世界ですね。 ぐるりと見回せば、お世話になってない方などいないくらい。 多くの方たちの思いと応援で、ふらんす堂は今日まで やってきました。 日々、それを思いながら日記を書いております。 また、どうぞコメントくださいませ。 ところで、雷雨にうたれても、風邪もひかない可愛げのない 女であることをふたたび思う今日この頃です。 まったく元気でピンピンしております。 (yamaoka)
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