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5月21日(水) 小満
今日は二十四節気の小満である。 小満とは、「陽気が高揚して、万物が満ち足りてくる。」 なるほど…、今日からいっきょに暑くなった。 ふらんす堂も窓やドアーを開け放って仕事をする。ものすごく気持のよい風がかけぬけていく…。 それにしても、薔薇がきれいだ…。 今日もよその家の薔薇をたのしみながら歩く。 ![]() ![]() ![]() 「船団」ホームページ「今日の一句」は、内田美紗さんによって、佐藤郁良さんの句集『海図』より、「あめんぼの増えてほんとの雨になる」。内田さんは、「この句のおもしろいのは、『増えて』のどこまでがあめんぼで、どこからが本当の雨なのかが判然としないところだ」と鑑賞する。わたしがおもしろいと思ったのは、「ほんとの雨」。「ほんとの雨」って日常語のようで、じつはあんまりそういういい方をしない。「うその雨」って言わないように。それがこの俳句の詩形のなかで雨が「ほんとの雨」になった。 詩人の手塚敦史さんより、手作りの小冊子「京都詩編」をいただく。 ![]() すこし前におめにかかったときに、その草稿をみせていただいていたものだ。今月の17日に手塚さんにとってははじめての朗読会を何人かの詩人さんたちとされたのだが、その時に「朗読しようとおもっている」と伺っていたものだ。 わたしは、その朗読会に伺えなかった… 朗読したその「京都詩編」を今日あらためて読む。 昨年の四月に京都にいって詩人の友人たちと過ごした何日かの日々を詩の作品にしたものである。 承諾をえて、友人たちの名前をそのまま詩に登場させている。わたしも存じ上げている詩人たちが登場する。 思い切ったおもしろい試みだ。 「京都詩編」に添えられた手紙によると、朗読は「”笑い”もとることができ」成功だったようである。 良かったですね。手塚さん! この詩編に登場する友人たちも朗読会にかけつけてくれたらしい。 あーあ、わたしも行きたかった… 行けなかったことを今さらながら、くやしくおもう。 詩編のなかの「四月二十五日、京都へ行く」のなかから詩行を引用する。 「気づいたころ、すべての呼吸はととのえられている」 燃えればわたしたちは灰になるものだった。まだ車内はしずまり 返っている。だれがこれから灰になるのか、選び合っているのだろ う。ハイウェイバス、四月二十六日未明、、京都駅に着くという……。 時間にとらわれず、速度だけが感情をつきぬけた
by fragie777
| 2008-05-21 19:33
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