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2月13日(水)
季語で言えば、今日はまさに「凍て返る」あるいは「冴え返る」という言葉がぴったりの一日だった。 朝起きて、ベランダからながめた富士山は、白い霊気をふきあげるかのようにかがやき、富士に連なる嶺々は、肉眼でも稜線がきわやかに見え空の青さを反射していた。 「こいつぁ、きれいだ!」 と、わたしは足元にいる猫に言った。 写真は仕事場への道に凍りついた水たまりを見つけたので、自転車からおりて撮影。そりゃ、たいした写真じゃないけど、こんな風に凍った水たまりに出あったのは、東京ではここ数年来めずらしい。 じっと見てみて…。 ほらっ、なんだか寒くなるでしょう。 そう、この寒さをあなたと共有したかったわけ。 大切な計算機がどっかに行ってしまった。 「ねえ、わたしの計算機知らない?」って言いながら、スタッフたちに聞いてまわる。 「ダメですよ。経営者なんだから計算機なくしちゃ…」とカトさん。 「そ、そうだよね。さっきお客さまが来て、そんとき計算して、どっかに行っちゃった。今度から、計算機、腰にぶらさげていよっかな、経営者なんだからねっ」 「アハハハッ、ホントですよ。それでどんな特長があるんですか?その計算機…」 「みんなの使ってるのと変わりないよ。ああ、でも可愛い動物のシールがついてる」 わたし、ここで、大きい声で「そう、動物のシールのついてるのがあったらわたしんですからねっ」と叫ぶ。 「はい、分かりました」とスタッフたち。 ………… しかし、行方不明の計算機はいっこうに出てこない。 ブログを読んでくださっているみなさま、ちょっとお手元の計算機を見てくださいな。動物のシール(たぶん、サル)がついているのがあったら、それってわたしのかも…。 君嶋真理子さん、来社。 装幀の仕事をしながら、なやめる麗人のごとくつぶやく。 「買うべきか、買わざるべきか、ああ、どうしよう!」 「ええっ、君嶋さん、どうしたのよ?」とわたし。 「いやあ、ダンナにチョコレートを買おうか、どうしようかって」 「ああ、そっか、明日はヴァレンタインね!」 ハムレットは苦悩の淵にたって「To be or Not to be」と叫んだけれど、現代女性はヴァレンタインにかくも頭を悩ませる。 愛さん情報によると、日本でそもそもヴァレンタインの営業をはじめたのは、日本橋の三越とか。アルバイト学生の提案でヴァレンタインのチョコレートを売ってみたところ、なんとお客さまは三人だったということ。しかし、店長さんが、これにめげず来年もやろうと決めて、この大流行になったとか。 仕事をおえて帰り支度をする君嶋さん。 「お疲れさまでした。」 「ところで、君嶋さん、ダンナにチョコレートあげるの?」 君嶋さん、一言を残して風のごとく帰って行った。 「買わないっすよ!!」 ……………!。
by fragie777
| 2008-02-13 20:12
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