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1月21日(月)
この葉牡丹美しいけれど、見ているとなぜか寒くなってきません? スタッフの愛さんがちょっと前であるが、髪をカットしてきた。それがわたしのあこがれの少年のようなショートカットにである。とても似合っていて、こういう髪形の似合う愛さんが心底うらやましい。 昨日のこと。久しぶりで美容院のおおきな鏡のまえにすわった。 「今回はどうしましょう」ってまずは聞かれ、「いつものようにね」っていうと美容師の彼は、すこし自分のアレンジを加えて髪をカットするというのがここ10年間のわたしの髪形。 それが、昨日はちがった。「どうしましょう?」って聞かれ、何をおもったかわたし、 「シンメトリーじゃなくて…」と答えたのだった。つまり左右をアンシンメトリー(非左右対称)して欲しいってこと。どうしてそんな言葉が口をついて出たのかわからない。しかし彼がこたえたのは、「ああ、それっていま流行ってるんですよ」と。(へえー、そうなのか…)という訳でできあがった髪形はまことにつつましいアンシンメトリーのそれ。彼が言うには、あまりにも過激にするとかえって「おばさん風になってしまう」ということ。(ま、おばさんだから仕方ないけど…)ようく目をこらしてみると確かに長さがアンシンメトリー。左が長く、右が短い。わたしは気にいった。 しかし、……、今日一日、スタッフはわたしのこの素敵なアンシンメトリーの髪形に誰も気づいてくれなかった……。トホホホ。まっ、いいか。この髪形だったら、当世はやりのマルタン・マルジェラだって着こなせるかも、なんて夢見ている。 新刊の書籍がたてつづけに出来上がってくる。 まずは、下山光悦さんの歌集『寂光』。作家の真鍋呉夫さんがご紹介くださった方だ。沼津にある梅の花の美しい大きなお寺、大中寺のご住職であり、駿河梅花文学賞を設定し応援されているお方である。装幀は日本画家・畠中光享さんの装画による第二歌集となる。「人はみな大地に抱かれ生きてをり葉を寄せ並ぶ水仙のごと」「昼さがり車に歌ふ平井堅石塀を越えシャボン玉飛ぶ」。ご住職でも平井堅を聴くというのが興味深いではないですか。「歌は波立ってゐた水が澄んでいくやうに、そんな私のやり場のない悲しみや苦しみを鎮め、慰め、鼓舞してくれました。」と「あとがき」にある。 梅花文学賞 俳誌「若竹」(加古宗也・主宰)同人の田口風子さんの句集『朱泥の笛』は第二句集である。かつてふらんす堂から句集『はじまりの音』を刊行された田口茉於さんのお母さまにあたる方だ。帯を加古宗也主宰、栞には山尾玉藻さんと橋本栄治さんが原稿を寄せている。「嫁ぐ娘の何か言ひかけ花ミモザ」って茉於さんのことね、きっと。「ソーダ水門限あると言へばある」って結婚前の茉於さんに向かってかしら。などとそんな風に読んでしまう。「あとがき」では、「娘の茉於へ」とよびかけ、「これからも同志として俳句の道を歩んでいきましょう」と。いい親子ですね!
by fragie777
| 2008-01-21 20:13
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