1月18日(金)
仕事の必要で、一昨年の初夏に遊びにいったイタリア旅行の写真を調べていたら、こんな可愛いベネチアングラスの写真をみつけた。今日おめにかかった大井恒行さん、「毎日ブログの写真が楽しいね」と言ってくださったけど、今日のはいかが?
今日は、夕方より装幀家の間村俊一さんの句集『鶴の鬱』の出版を祝う会があり、いまもどったところである。実はいつもだいたいそうなのだけど、立食のパーティってほとんど何も食べないので、お腹をすかせて仙川にもどりふらんす堂までの道をあるいていたら友人にばったり。その人も何も食べてないというので、これからちょっと一緒に、ご飯を食べに行ってきます。なにしろ、わたしんとこもママリンはいないからね。
だから、この日記のつづきはご飯をたべて、家にもどってすこし書くつもり。それでは、また。
もう夜中の1時半をまわったところ。だいぶ遅くなってしまった。写真は今日の主役の間村俊一さんと俳人の中原道夫さん。わたしと間村さんとのご縁は昨年、間村さんの装丁で中原道夫さんの句集『巴芹』を刊行させていただいたことによる。今日の出版のお祝いの会は、飯田橋のメトロポリタンホテルでの盛大なお祝いの会であり、俳人、歌人、詩人、作家のみならず出版界の編集者の方々もあつまり、総勢250人の会であったということである。俳人の方は、20人から30人の間くらいの数だったかもしれないが皆さん存知あげている方ばかりで、ええっと、わたしはある若い男性俳人の方と「時をかける少女」のアニメと映画の話をし、またよく知っている俳人の方とガッチャンという猫の話をし、久しぶりにおめにかかった俳人の方と銭湯と田中裕明さんのことを話し、また、ある俳人のかたはウエッブ上に面白いエッセイを書いているから読むようにとおっしゃり、親しい女性の俳人の方には、ゲラの戻しをお願いし、いつも貴公子のように端然としておられる俳人の方には超結社の句会のお話をうかがったりしたのだった。わたしが敬愛する詩の版元、書肆山田の鈴木一民さんにひさしぶりにお目にかかり、奥さまの大泉さんとともに「できるかぎり頑張ろうと思っている」と伺って、本当にうれしく励まされたのだった。出版界はこうやってたがいに小さな版元同士がはげましあって頑張っているのだ。短歌の版元のながらみ書房の及川隆彦さん、きちんと今日はお話ができなくてごめんなさい。邑書林の土橋寿子さん、このブログを読んでくださってること、島田牙城さんから聞きました。是非コメントをくださいませ。
それにしても、間村俊一さんのエネルギッシュな仕事ぶりに加えて交友の広さと人柄の良さと酒縁の強さを感じさせるお祝いの会だった。