8月30日(木)

新涼ということばがぴったりの朝となった。ほんとうに気持のよい朝…。今日はお昼休みも仕事場から出かけてぶらぶらと歩いてみる。通りかかった花屋さんの花たちもこの爽やかさになんだか嬉しそうではありませんか。
おやつの時間は、自然食品のお店につとめている友人がおくってくれた100%の果汁のジュースをヤマジマ君がくばってくれた。あざやかな赤のとろりとした美味なる味。「おいしい!」「これなんのジュース?」「クランベリージュースだって…」「へえー、なんだかわたしたちって、赤毛のアンになった感じ…ウフッ」って、ふらんす堂でいちばんバンカラを自称する中井が言う。「アハハハ、たしかに! みーんな赤毛のアンね」って言って笑い合う。(っていうことは、ヤマジマ君も!?…)
こんな呑気そうなわたしたちであるが、じつはいまが一番いそがしいのである。渡邊は、『桂信子全句集』を下版にすべく朝からそのデータ化にとりくんで、夕方やっと「yamaokaさん、全句集の下版完了しました。データの重さすごいですよ。な、なんと11メガバイトもあるんです!」と報告。今日校了にするため、昨夜は遅くまで頑張ってくれたのだ。川口は、書庫を徹底的に整理してつかいやすくするため、松田、原見、ヤマジマをひきつれてなんども仕事場と書庫の往復を重ねている。加藤はそのデザイン力を買われて、全句集の広告チラシや葉書つくりにマッキントッシュをなだめながら頑張っている。イラストレータを駆使してあっというまに見事にレイアウトをする。「いいわねえ!」ってわたしが言うとニッコリして「わたし、こういう力技、大好きなんです!」余裕ね、加藤さん。そうして中井。彼女の目の前におかれているゲラの高さはハンパじゃない! 「yamaokaさん、やってもやってもゲラの高さが減らないんです!」と、わたしに向かってときどき叫ぶ。わたしはいつもこう答える。「中井さん、仕事があるっていうのは有難いものよ。頑張って!…」そうして君嶋さん。おととい、来社して4本のデザインをしていってくれた。そうして今日も来社。今日は2本のデザイン。「いやあ、今年はよく仕事をしたなあ…今までで一番したかもしれないなあ…」と涼しそうに言うので、「あら、君嶋さん、もっとがんばれそうじゃない。頼もしいなあ…」と言うと「いやあ、そんなことは…アハハハハ」って、忙しさがぜんぜん応えていない様子。君嶋さんにはずいぶんいろいろとデザイン上の要望を言うのであるが、いやな顔ひとつしないでなんでも快く、フットワークよくやってくれる。ふらんす堂にとっては、ひとつひとつの仕事が大切なので、どれも手を抜いていいものなんかない。だから中井も君嶋さんも大変なんだと思う。みんな! わたしも頑張るから、頑張ろうよねっ。