8月20日(月)

ちょっと色の渋い赤蜻蛉。はっぱにしがみつくようにして、近づいても逃げることもせずときどき首をぐらっとゆするだけで身体はかたまったように動かなかい。なんとつややかな眼をしていることか…。『桂信子全句集』でほかの仕事のゲラが少しストップしてしまっていたのであるが、今日は一気にとりくむ。おおかたは9月刊行をめざしているものである。昨夜の午前さま帰りがたたって寝不足となってしまったので、こういうときはどうしても集中力がうすれてしまう。今日はそのことを念頭において(注意しようね)って自分に言い聞かせて出社の準備。出かける前にふっと庭に目をやるとこのところの猛暑つづきの快晴びよりでどうやら庭の木々たちがいまひとつ元気のないことに気づく。ゴメン、ゴメン気づかなくて…。よしっ、あなたたちに今日はお水をあたえましょう。バッグなどを玄関にどさっとおいて、水まきホースをたぐりだし、景気よく水まき開始。いままでのうっぷんをはらすかのごとく、水がこまやかな粒子となっていきおいよく木や葉っぱにとびついていく、みな嬉しさでふるえている。まるでわたしは水の女王のごとく水をあやつっている。いっきょに涼しさがたちあがり、水がひかり、水がはね、このわたしも水の恩寵のなかで水浸しに。ああ、でも気持いい! 寝不足の身体には最高…。いっけない! もうあと10分しかない、ホースをうち捨てて、わたしは一挙に二階にかけあがって洋服をとりかえて、バッグを掴み猫たちに「行ってくるよ!」って声をかけ、今日は車をすっとばして仕事場へと向かったのだった。ふらんす堂は忙しくてしかも朝帰りをしたyamaokaはへばっているんじゃないかって心配してくださっている皆さま、ご安心下さいませ。今日は水のおかげで絶好調のうちに仕事がはかどりましたっ! えっ、その慢心がこわいって、ウーム確かに…。昨夜のことは自戒したいと思います。