5月29日(火)
写真は昨年の5月に行ったイタリア・フィレンツェのサンタクローチェ教会の中庭の薔薇の鉢のなかで眠る猫。ここには猫たちが3匹のどかに飼われていた。教会内部の荘厳にして暗く陰気な重々しさとは対照的に日がさんさんとふりそそぎ、内部が死者のための場所であるとすれば、こちらはこうして美しく咲いている薔薇ものんびりと寝ている猫も生者の明るさに満ちていた。
今日はメールサーバーがダウンしてしまったことにより仕事に支障をきたしてしまう。さきほどプロバイダからお詫びの電話をもらったのであるが、どうやら昨夜の10時から今日の11時までふらんす堂にいただいたメールは届かない可能性が高いらしい。しかも送信者にはその旨は知らされず、紛失してしまったらしいのである。「そ、それは困るわあ!」とプロバイダに叫んでしまったのであるが、「申し訳ありません」とひたすら謝られて、どうする術もない。さらには、今日の11時以降のメールにしても復旧の6時までは、送信者に返されているか、もう一度リトライということで時間がずれて送られてくることになる。あるいはプロバイダによってはリトライされないということも。トホホホ…である。このブログを読んでくださっている方でこの時間帯にメールを送られたお方は、申し訳ないのですがもう一度お送り下さいませ。わたしの方では、句稿をおまちしている方がおひとりいてちょっと心配です。対象となるメールのアドレスはfragie,soleil,lunette,elysee @apple.ifenet.or.jp に送ってくださったものすべて。本のご注文をくださったお客さまにも対応できない可能性があり、そのことが心配…。ブログを読んで下さり、思い当たるかたがおありだったら失礼をお詫びしたいと思います。お許しくださいますよう。
来客の多い一日となる。午前中は俳人の村上喜代子氏が来社。午後2時には、スニカーの詩人稲川方人氏(今日も白いスニーカーだった)と著者の伊藤悠子さんが、初校ゲラの受けわたしのために来社。4時には宮島百合子さんがお父さまの遺句集にそえるカットのことで来社。いっぽう深見けん二著『折にふれて』の代送と取次ぎ店各社への販入がありすさまじく夜叉課はいそがしい。装幀の君嶋真理子さんも来社して人口密度のたかいふらんす堂となる。(どう歩いても人にぶつかるという状態)また川口は『折にふれて』の委託のことで、取次店3社をまわるために朝早くからでかけ、午後にはもどり代送の中心に。ほんとうにみなよく働く。そんな熱気にあふれたふらんす堂だったが、いまはみな退社してわたしはこうしてブログを書いている。これを書き上げたら、買い物をして帰るつもり。パセリとルッコラが冷蔵庫にあることを思い出し、きょうはパスタにしよう。バジルを買い添えてドライトマトと魚介類とニンニクをたっぷりいれて、イタリアの白ワインも用意してっと。ウフフフッ…それでは、またあしたっ!