2月25日(日)

今日も風の冷たい一日となる。
新宿に出たついでに、映画「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)を観る。
友人や知人がほとんどと言っていいくらいいい映画であるということだったので観てみようかと思ったのである。そう、昨日お目にかかった四ッ谷龍さんもいい映画であると。もっとも彼はむかしからのクリント・イーストウッドのファンであるらしい。「もう一度みようとは思わないけれども…」とも言ってらした。
観客のあまり多くない映画館で観たのであるが、なんというかすこし複雑な気持ちである。「嵐」の二宮クン(二宮和也)の演技がいいと観る人が口を揃えていっていたのであるが、二宮クンの演技のうまさは今にはじまったことじゃないので確かにへんな存在感はあったけれども、それほど驚かなかった。(いまテレビで彼が主演している「前略父上様」はすきじゃないので観ていないが)それにわたしはやはり戦争をテーマにした映画はどうも好きではない。手や足がちぎれて人が死んでいくシーンを見るのはいやである。わたしはお金をはらってどうしてこんなツライ時間をすごしているんだろうと思いながら観たのである。(もっともずっと前に観たオーソン・ウエルズ監督の「フォルスタッフ」(シェイクスピア原作)はとても印象的な映画であり忘れられないのだが…その戦いのシーンもすさまじかったと記憶しているから少し矛盾するかもしれない)ただし、加瀬亮という役者の演技は新鮮だった。
映画を見終わって外にでれば、新宿歌舞伎町のネオンがあでやかにいかがわしい光をはなって、夜の歓楽街の顔がそこにあった。わたしはほっと解放された自分を見いだしたのだった。