2月1日(木)

写真は昨夜銀座の「gallery art point」でおこなわれた薦田愛さんの詩の朗読会の様子である。右の猫はそこで飼われているオス猫のジオット(ルネッサンス期のイタリアの画家の名、昨年イタリアを旅行したさいにジオットの絵画はたくさん観てきて、なつかしい)、お客さまにまじって詩の朗読を聞いていた様子。ジオットという名前と歴然とした日本猫の風体の落差がご愛嬌というところである。薦田さんがこんかい朗読された詩はもっぱら新詩集『流離縁起』からで、わたしはこの作品すべてに目をとおし何度も読んでいたわけであるが、こうして耳で聞くとまたそれはあるなまなましさをともなった映像がたちあがってきて新鮮なものがあった。1時間たっぷりの朗読、薦田さんおつかれさままでした。
さて、昨日はすっかりぺしゃんこになったわたしであったが、もう大丈夫である。このブログを読んで心配くださった俳人の対中いずみさんが、可愛い子猫の写真を送ってきてくださって、励ましてくださった。さっそくその子猫の写真をパソコンの待ち受け画面にしておおいなる癒しを与えられている。対中さんとこも猫を2匹飼ってらっしゃる。猫好きどおしでひそかに写真の交換をしたりして。
また、昨年ふらんす堂でおつくりさせていただいた句集『花実』で俳人協会新人賞を受賞された高田正子さんがメールを下さって、今回の明隅礼子さんのご受賞を喜んで下さった。高田正子さんはこれまで数回しかお会いしたことのない方なのであるが、お会いするたびにその明るい眼差しがまぶしくてドキドキしてしまう。わたしよりお若いかたなのに…。対中さんにしても高田正子さんにしても仕事をとおして存じあげた方たちであるが、この仕事の世界にこの人たちがいるからわたしも何とかがんばろうと思う、そんなふうに勇気づけてくれる方たちのおふたりなのである。
「増殖する歳時記」で三宅やよいさんが小社刊の現代俳句文庫『ふけとしこ句集』より作品を紹介してくださっている。三宅さん、いつも有難うございます。「鴫沢山呼んであります来ませんか」「仏の座光の粒が来て泊まる」