ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。

6月9日(火)  旧暦4月24日


装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17583184.jpg
朝、仕事場にむかう途中で目にとまった。

なんというか、
おお! スゲーって。


装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17583326.jpg
蘇鉄(ソテツ)。
まぶしいまでの緑。

蘇鉄の花は、夏の季語であるが、花はまだ咲いていないようす。

仕事場について気づいた。
あれっ、わたしリュックを忘れてきたみたい。
お財布やら、水やら、まあ大事なものが入っている。

「リュック背負ってない! わたし」って言ったらスタッフたちに笑われた。

背中が軽かったのに気づかなかったのかしら。
が、iPhoneもカメラもカードなどは、小物バッグにいれてきたのでまあ、なんとか大丈夫である。
お昼にとりに帰る、
その途中の風景。


装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17583613.jpg

紫陽花が咲いていた。
梅雨らしい景色。



装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17583940.jpg
紫陽花らしい紫陽花である。

梅雨の季節は、葉の緑が塗れていて美しい。




新聞掲載記事を紹介しておきたい。

6月6日付けの読売新聞の森賀まりさんによる「俳句とことば」に、西宮舞句集『白雲』がとりあげられている。
抜粋して紹介したい。

夫を看取り、自身も大病を患った年の作品から始まる。〈凍蝶や為さるるままに術後の身〉〈ぽつかりと明るき庭や冬座敷〉その明るさには、どこか放心の気配が漂う。句集名のもととなった〈白雲の縁のかがやき神の旅〉は、その後の作。「小さな中断」を経て、作者は少しずつ自分を取り戻してきた。(略)その穏やかな回復は、たどたどしくもあり、深く心に沁みる。〈どこまでも祇園囃子は昂らず〉〈落鮎の腹子もろとも焼かれけり〉。いずれも声高ではなく胸を打つ。

ほかに、山尾玉藻句集『くれぐれと』(角川書店)〈寒卵濁世と言うて他知らず〉ただ一度の生を丸ごと引き受けながらも、どこか飄逸である。
依光陽子句集『ふ、は鳥に』(左右社)俳句を始めた1992年以降の作品を、まるで腑分けするように並列している点が特異である。〈手の甲をつめたく流れ梨の皮〉



6月7日付けの毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、後藤比奈夫句集『あんこーる』より。

 青蛙ペンキ塗られし覚えなし   後藤比奈夫

「芥川龍之介の名句「青蛙おのれもペンキぬりたてか」を踏まえ」た句である。「でも、やっぱりペンキを塗ったばかりの鮮やかな色だ、と作者は感じている」と。「この句は100歳で出した句集『あんこーる」にあり99歳の作。彼は2020年に103歳で他界、ユーモアに富む俳人だった。」



6月9日付けのおなじく毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、『季語別鈴木しげを句集』より。

 大浦のマリアと雨のかたつむり   鈴木しげを

「(略)この取りあわせから何を読み取るかは読者の自由だ。ボクは対話するマリア像とカタツムリを連想する。両者は実にゆったりと向き合っているのではないか。」と坪内さん。かたつむりもマリア像も雨でびしょ濡れ、そんな感じがわたしにはする。




今日は、いま句集制作をすすめている中本真人さんが、ご来社くださった。
装丁について、ブックデザイナーの山根佐保さんと打合せをするために山根さんにもご来社願った。


装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17584111.jpg
打合せ中の中本真人さんと山根佐保さん。


装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_17584454.jpg

良き一冊となりそうである。

新潟からいらしてくださった中本真人さま。
そして山根佐保さま。

今日はありがとうございました。





装丁の相談でご来社くださった中本真人さん、そしてブックデザイナーの山根佐保さん。_f0071480_19053767.jpg
ある日のエスカレーター。

意味も無く。。。



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by fragie777 | 2026-06-09 19:08 | Comments(0)


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