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2月14日(土) 魚上氷(うおこおりをいずる) 旧暦12月27日
万作の花。 神代植物園にて。 空の青さによく映えている。 あたたかな早春の一日だった。 大鷹が気持ちよさそうに天空を舞っていた。 今日は、田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より。 今日の日付の句を田中裕明さんの鑑賞で紹介したい。 蛇穴を出て水音をききにけり 三橋鷹女 三橋鷹女は二月が好きだったのだろうか。「雪霏霏と二月をのこをゆめみけり」「詩に痩せて二月渚をゆくはわたし」「おもふことみなましぐらに二月来ぬ」「死もたのし二ン月穹(そら)の蒼き日は」。 戦前戦後を通じて気迫のこもった、独特の女流らしからぬ作品をものした。鷹女には二月というきびしい季節も似つかわしく思われる。 地中で冬眠をしていた蛇が春あたたかくなると穴を出てくる。これを「蛇穴を出づ」という。「地虫出づ」「蟇穴を出づ」などもよく似た季語である。冬、室内にとじこもりがちな人間も春になると外に出てくる。人間も、蛇か地虫になったような気のすることがある。 地上に出てきた蛇が春の小川の音を聞いたのである。自分ではなく、冬眠から覚めた蛇が水音を聞いたところがおもしろい。情念に飛んだ鷹女の句にはめずらしい。諧謔をたっぷりと含んだ作品である。 鷹女は明治三二年(一八八九)千葉県成田市生れ。中村汀女・橋本多佳子・星野立子とともに四Tと並称された。掲出句は、句集『魚の鰭』(昭和一六年)所収。(蛇穴を出づ・春) 神代植物園のなかのカフェで、蜂蜜添えカレーライスを食べた。 デジカメのバッテリーが切れてしまって写真はとれなかったのだけど、「菊戴(きくいただき)」という鳥を見た。 この万作の花の色のような黄色があたまの天辺にある鳥である。
by fragie777
| 2026-02-14 20:35
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