ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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ふらんす堂通信187号できあがる。

1月29日(木)  旧暦12月11日


ふらんす堂通信187号できあがる。_f0071480_17234886.jpg
イカル。

生のイカルを見るのは二度目。
だと、思う。


ふらんす堂通信187号できあがる。_f0071480_17242706.jpg
神代植物園にて。

ずいぶん高いところにいた。




「ふらんす堂通信187号」が出来上がってきた。


ふらんす堂通信187号できあがる。_f0071480_17243965.jpg


この号より、投句欄の選者がかわり、森賀まりさんとなった。
投句欄の名前は「またたき集」
前選者の西村麒麟さんに引きつづき丁寧に取り組んでいただいている。
添削などとても納得してしまった。
投句される皆さまはあたらしい気持ちでスタートしていただければと思う。

特集は、第27回小野十三郎賞受賞の評論集『暗闇の眼玉ー鈴木六林男を巡る』の著者である高橋修宏さん。
俳句作品十句を寄せられている。「奇乃島記・抄」と題した多行俳句である。この十句に詠まれた島はすべて異なる島を詠んでいるという。
詩人でもある高橋修宏さんは、昨年、思潮社より詩集『Echo Island』を上梓されているが、この詩集のテーマも「島」である。
「島」をご自身の核となるテーマとして今後の創作活動をふかめていかれるのではないだろうか。
受賞記念特別寄稿は、「〈死後の生〉のために」と題したエッセイである。

書き下ろし書評は、『澤好摩俳句集成』評を岸本尚毅さん。藺草慶子句集『雪日』を神野紗希さん。
連載「こわい俳句」は詩人の高橋順子さん。
競泳七句は、大木あまりさんに代わって、山口昭男さんが参加。
お題は、「急」「指」「暦売」。それぞれの方がこのお題をどんな風に詠んでいるか、面白い。

高遠弘美さんの「私のプルースト」では、カミュの『異邦人』冒頭の「今日、ママンが死んだ。」の「ママン」をめぐっての訳をめぐる考察である。
面白かった。
この冒頭の一節は有名で、カミュというと真っ先に思い浮かべる文章である。
フランス語でも口をついてくる冒頭である。
私は映画もみた。
マルチェロ・マストロヤンニ扮する主人公ムルソーの声を思い出す。
高遠さんは、この「ママン」が「maman」の邦訳として本当に良かったのか、様々な訳者の邦訳を参照しながら掘り下げていく。
なにゆえ「ママン」にこだわるようになったかは、それはやはりプルーストとの出会いがあったようだ。
訳者はどのように言葉と向き合いそれを異なる国の言葉に置き換えてゆくか、きわめて細心にして繊細な作業であることに気づかされるエッセイである。
高遠さんの「ふらんす堂通信」読者への文末の問いかけ、プルーストの『失はれた時を求めて』の一文の井上訳と鈴木訳、どちらが好きか。
わたしは鈴木訳が好きである、が、皆さんはどうかしら? 
高遠さんならずともわたしも知りたい。。。

岸本尚毅さんは、前回に引き続き「楠目橙黄子」。この俳人を巡って、高田風人子や富安風生、水原秋櫻子などが登場してくるのも興味深い。この連載を貫いているものは、虚子の選を通したホトトギス作家についてである。地味な作業であるかもしれないが、岸本尚毅さんの虚子へのこだわりがとてもいい。今年の「俳句日記」は岸本尚毅さんにお願いしたが、ここにも虚子が登場する。虚子抜きでは語れない日々がある。先日、友人から言われた。「岸本さんの俳句日記、とても面白い」と。

千葉皓史さんの「俳書展望」は、昨年と蛇笏賞を受賞された三村純也さんについてである。「演技と継承」と題し、「読者を幸せにする句集がある」という書き出しではじまる評である。

髙柳克弘さんの「現代俳句ノート」は、今井杏太郎論。面白かった。今井杏太郎の俳句の魅力と魔力(?)がよくわかった論だった。今井杏太郎さんにポルチーニ茸のパスタをご馳走になったって髙柳さん書かれていたけど、わたしも一度ご馳走になったのである。そう銀座で。きっと同じお店だったのではないかしら。「薫り高いポルチーニのイメージは、杏太郎俳句の味わいと重なってすっかり私の中に定着してしまった」と髙柳さん。わかるわ。

小野あらたさんの「毎日精進」は、結婚された小野さんが今度は家造りに挑戦しておられるのである。すばらしい精進である。着実に市民生活を営んでおられる。ガーデニングにものぞもうという意気込み。

手塚敦史さんの「詩の舟」は、「新しい髪留めに」と題された詩。
「トム・ウェイツの 声帯を肥厚させてしまった声が」の一行に、トム・ウェイツの声を思い出し笑ってしまった。

河津聖恵さんの三島由紀夫詩論は、いよいよ油がのってきて(?)わたしはわくわくしながら読んでいる。三島の晩年、藤原定家への見解、『豊饒の海』へ三島が籠めたもの、未完の『日本文化小史』への言及。次の詩論の展開をまたれる。

今年のコラムは恒例の今年の一字。
新しいメンバーが加わって、総勢十人。加わったのはチワワ、ウサギ、ハニワさんの三人。
ふらんす堂の影の助っ人さんたちだ。



このブログを書いていたら、友人から電話がはいってしまい、ちょっと長電話をしてしまった。


さっ、帰ろう。

ヨーグルトとバナナを買わなくては。



ふらんす堂通信187号できあがる。_f0071480_17222421.jpg
ご主人を待っている犬。

カメラを向けたら、じいっとこちらを見た。




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by fragie777 | 2026-01-29 19:13 | Comments(2)
Commented at 2026-01-30 13:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fragie777 at 2026-01-31 10:16
sinamonさま

ボルチー二のリゾットなんて、おいしそう。
目をつむるとあの時の香りがよみがえってきます。

(yamaoka)
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