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12月29日(月) 旧暦11月10日
今朝の仕事場へいく途中の空。 いつもとは違う道をとおる。 人の姿がない。 この通りをつきあたれば、賑やかな通りにでる。 朝から仕事場でずっと仕事。 同じ体勢でいたので腰がつかれてしまった。 明日もまた、やり残したことをするつもりである。 今日は、田中裕明・森賀まり共著『癒やしの一句』より、今日の日付けのものを紹介したい。田中裕明さんの鑑賞である。 炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波 嵐山は京都市の西部にある。歴史を背負った地域である。藤原定家が小倉百人一首を編んだのも、この地である。京都の行楽地の一つとして、春、秋のシーズンにはたいへんなにぎわいとなる。最近では今様の土産物を売る新しい店も増えて、若い人のスポットにもなっている。しかしながら、暑い夏の日盛りや、北風の吹きすさぶ真冬には、人通りも絶えて寂しい表情を見せる。 さて、掲出句は、普段着の男との姿である。じっと炬燵に入っていた主人公が、ふらっとでて歩いていけば真冬の嵐山がある。あたりに人影もなく、川に百合鷗がたくさん浮かんでいるのが見える。さりげない俳句ではあるが懐が深い。 じっさいは、男は出てゆけば嵐山があると思いながら、その蕭条とした景を思い浮かべるだけで、炬燵にうずくまったままだったのかも知れないが。 掲出句は昭和五五年作。句集『骰子』所収。(炬燵・冬) 爽波の代表の句の一つであるが、弟子の田中裕明さんの鑑賞を知ることができる。 「男」は出てゆかず嵐山を思いうかべるだけかも、という鑑賞が面白い。 寒オリオン鍵を掛けずにゆくポスト 後閑達雄 こちらは、ポストまで実際に出かけたのである。爽波の句の「嵐山」という地名がもたらす趣とはずいぶんちがう。 去る25日は、後閑達雄さんの忌日だった。 去年、54歳で急逝。 掲句は、最後の句集『カーネーション』より。 悲しみはまだ新しい。 家にやってきた猫。 いつでも見下ろされている。
by fragie777
| 2025-12-29 19:37
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Comments(2)
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