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10月26日(日) 旧暦9月6日
十月桜(ジュウガツザクラ)。 名栗にて。 よく濡れている。 花も雨粒も透きとおって。 花の数より雨粒のほうが目立つばかりだった。 今日は田中裕明・森賀まり共著『癒やしの一句』より、田中裕明さんの鑑賞のもの。 ものいへばふたりの様なあきの暮 服部土芳 そうでなくとも、さびしく静まりかえった秋の夕暮である。ひとりでいることがさびしい。ただことばを発すると、まるで二人で対座しているような気がしてくる。 作者服部土芳は伊賀上野の人。富商の家に生まれたが、養子に入り藤堂藩の服部氏を継ぐ。一一歳のころ、芭蕉に俳諧の手ほどきを受けた。その一八年ののち、師に再会してからは、一途に芭蕉に傾倒し、ついには致仕して、草中庵という草庵に隠棲した。 「さびしさの何処まで広く秋のくれ」という句もある。こちらは同じ季語だが、空間的なひろがりをとらえて、人生の寂寥感にまでいたっている。掲出句はそれにくらべれば、もっと親しげで人恋しい。『蓑虫庵集』所収。(秋の暮・秋)
by fragie777
| 2025-10-26 18:46
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