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10月9日(木)鴻雁来(こうがんきたる) 居待月 旧暦8月18日
盗人萩(ヌスビトハギ)。 なにゆえ、盗人なんて、とおもうほどきれいな花である。 その傍らに生えていた黄金の茸。 食べられるかどうかは、わからない。 今日の七十二候は、「鴻雁来」であり、北へ帰った雁たちが、再び日本へやってくる頃。という意味。 「小鳥来る」という秋の季語もあって、小鳥たちもやってきている。 林や森をあるくと、いろんな小鳥の声がきこえてきて、ああ、小鳥たちがやってきたんだなっておもう。 しかし、ながら、 わたしは、小鳥たちがやってきたその瞬間をこれまでみたことがない。 集団で来るのだろうか、それともパラパラとやって来るのだろうか。 そのまさにただ今の瞬間をキャッチしたいのだ。 やってきた小鳥たちはさんざん見てきた。 長い旅をおえて、この森にいま到来!っていうやつをみたいのだ。 わたしが見かけたキビタキはいったいいつ渡ってきたのか。 仙川には、いろんな鴨がやってくる。オナガガモ、ヒドリガモ、コガモなどなど。 でもその瞬間をみたことがない。 わたしが見るときは、すでにむかしからそこにいたかのようにすまし顔でいるのよね。 わたってきてはじめて着地する瞬間がみられたら。。 どうやってそれを知ることができるんだろうか。。。。 午後にお客さまが見えられた。 長島世津子さん。 ご本の出版の相談に見えられた。 スタッフのPさんが対応。 「私は現在84歳で、これまでの人生や家族への思いを俳句や短歌に託し、 一冊の句集にまとめたいと思いたつにいたりましたのは、人生のゴールを直前にして子供たちや孫に残すプレゼントの一つとしてです。」 というメールをいただいていた。 長島世津子さんは、ふらんす堂のご近所の白百合女子大学で教鞭をとられていた方ですでに著書もおありであるのだが、詩歌の出版ははじめてということでご相談に見えられたのだ。 俳句や短歌は五年ほど前に、知人にすすめられて作り出したのがはじめてということ、「それからは好きなように作ってきました。」と。 「絵をかくのが好きなので、俳句や短歌もデッサンするようにつくってきました。」とも。 パソコンでAIアートをご自身でなさり、それもこの度の本にイラストとしてお入れになりたいということである。 表紙の装画は、日本画家のご子息が描かれたものをつかうということであるが、それも、ご自身が、AIで描いたもののイメージを息子さんにわたしてのお願いであるということ。 芸術家の息子さんとしては、やや不本意ながら承諾をしてくれたということらしい。。 タイトルは「砂絵ー野の花の軌跡」 「砂絵」とされたのにはなにか意味があるのですか?と伺ったところ、 「人生のこもごも、精彩をはなっていた美しいものすべてが、砂に描かれた絵のように消え去っていく」ということです、と長島世津子さん。 長島世津子さん。 「八十歳すぎたら、好きなように生きようってきめてましたのよ」って、にこやかに笑う長島世津子さんだった。 今日はお嬢さまがエスコートをしてご来社されたのだった。
by fragie777
| 2025-10-09 18:32
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