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10月6日(月) 十五夜 旧暦8月15日
矢川の池でまったりとしていた鴨たち。 涼しさにほっとしているかのよう。 「暑い夏だったわねえ」と、声をかける。 矢川も水が涸れて、鴨たちもたいへんだったのではないだろうか。 いつもひっそりとしている池である。 「ふらんす堂通信186号」編集まっただ中である。 わたしは、「編集室から」をどうにか書き上げた。 書き始めて、ところどころに用事がはいってそれに対応しながらであるので、なんとも集中できずそうかといって今日中にはなんとかしなくてはならない。 夕方にはようやく仕上げた。 本をつくる方のなかには、メールも電話もファックスもだめという方もおられるので、とりあえずの通信手段は郵便局を介しての封書のみ、ということになって、今日は速達でお手紙を書いて、先ほど投函をしてきた。 ポストに投函をしながら、ふっと思ったことは、こうして手紙を投函するということが本当に少なくっている昨今であることに気づいたのだった。 情報のはやさが当たり前になっている現在、ほんのわずか数年まえまではなんともゆったりと仕事をしていたことよ、とつくづくと思ったのだった。 地球上の生き物の中で、人間ばかりがとてつもないスピードに巻き込まれていっているような気がする。 かのアサキマダラはゆったりと飛翔しながら、海をわたって南をめざす。 彼らにはどんな時間の感触があるのだろうか。。。 午後にお客さまがひとりみえられた。 西山春文さん。 俳誌「香雨」の同人で、2018年にふらんす堂より第2句集『銀』を上梓されている。 今回は20年ほど前に「狩」の若手支部会報「萌の会」で連載をされていた山口誓子の俳句鑑賞を、すこし書き足して1冊にまとめられたいというご相談にみえられた。 担当のPさんといろいろと打ち合わせをし、今月末までにお原稿をいただくことになったのだった。 山口誓子も顕彰されるべき俳人のひとりである。 楽しみに原稿をまちたいと思う。 西山春文さん。 明治大学で教鞭をとられている。 「ふらんす堂通信」で「わたしのプルースト」の連載をされている高遠弘美さんとは、かつて職場の同僚であり、以前ご一緒にふらんす堂にいらしてくだったことがあったのだった。 わたしのこの「編集日記」をときどきご覧くださっているそうで、 「鳥の写真など、いいですね。鷹もよく撮れましたね」とおっしゃるので、 「ええ、このカメラなんですよ」とカメラをお見せすると、 「ずいぶん小さなカメラですね」と驚く。 「しかし、よく働くカメラなんです」とわたし。 「働かせすぎて、だいぶガタがきてるんです」とも。
by fragie777
| 2025-10-06 19:12
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