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9月13日(土) 旧暦7月22日
臭木の花。 矢川緑地にて。 水澄む季節になったことを思う。 花臭木過ぎて瀬音のにはかなり 石田波郷 今日は使っていたお財布がだいぶふるくなってしまいみすぼらしくなってしまったので、新宿のデパートまで良きものはないかと行ってみることにした。 もはや現金をもたなくなりつつある昨今、大きなお財布は流行らない。 これまでわたしが使っていたのはめいっぱい大きなお財布だった。 札束をしこたまいれていたのさ。。。 というのは、とんでもない冗談で、 いろんなカードや、いろんなお医者さんの診察券やら、そんなんであふれかえっていた。 しかも、仕事上新札がいることがしばしあって、二つ折の財布はもてなかった。 でっかいお財布をバッグからとりだすなんて、カッコわるいのだけど、まあ、仕方ない。 今日は、できるだけ小ぶりでスマートなヤツはないかとデパート売場を物色したのだった。 ブランドものもみたけど、やはり気にいったものはなく、いいなとおもったのは、べらぼうにたかい。 そして基本ブランドものは趣味じゃない。(負け惜しみで言ってるんじゃなくってよ) で、紳士売場のお財布コーナーに行ってみたところ、美しい青の色をしたいままでよりはるかに小ぶりのスマートなヤツがあった、お値段はそんなに安くはないが、ブランドものを買うことを考えれば安い。その青のお財布をうっとりと眺めていたところ、すーっと男性販売スタッフがやってきた。「この商品はぜんぶ馬の革でできてるんです。」と言う。 「へー、馬!ですか」と言ったもののいわゆる牛の革とどうちがうのは手に取ったところ、わからない。ただ、馬といわれれ、あの馬の美しい肢体が目にうかんで、わるくないなとおもったのだった。 「お客さまご自身がお使いになるのですか」と聞かれ、「ええ、そうです」と答えたところ、「それでしたら、こちらのお色のほうがいいですよ」と同じサイズの、臙脂色のものをみせてくれた。うむ。こちらの色もわるくない。。。わたしは二つを手にとって、じいっとみつめた。「こちらのブラウンは、女性の方もお買いなっています」とスタッフさん。(臙脂ではなくてブラウンというのか)おお、そうか、ここは基本紳士向け売場であったことをおもいだした。 青にひかれたのであるが、じいっとみていると赤の方が景気がよさそうにみえてくる。 青ざめた馬より、血気のある馬のほうがいいか。 ふっと新約聖書の黙示録に登場する「青ざめた馬」のことなどを思いだしたりした。 ということで、わたしは血気あるほうを買うことにしたのだった。 来年は午年(うまどし)だし、買ったお財布が充実すればいいなあ、なあんて能天気に都合のいいことを考えている。 そして、 これってなんだと思います? 下駄のこわれたヤツ、ではないのです。 一本歯の下駄なのである。 知人の木工作家のIさんがつくったもので、こればPさんのもの。 わたしも作ってもらうべく、頼んである。 姿勢を矯正し体幹をきたえるということで、評価されているらしい。 作ってもらうためには、立った姿勢を横から写真にとって、それをIさんにおくる。 するとIさんが、お医者さんとそうだんして、歯の位置や高さをきめてつくってくれるのである。 その人のためのオリジナルな下駄である。。 ためしにPさんのをはかせてもらったところ、全然あるけないんじゃないかと思っていたら、そんなことはなくて、結構歩ける。わるくない。 わたしは、裏にゴムをはってもらって家のなかで履くことにしたのだった。 昨日、ふらんす堂にいらっしゃった森賀まりさんもこの下駄をたまたま御覧になって「購入したい」とおっしゃるので、Iさんに依頼。 Iさんは、地元で「一歯の下駄歩こう会」をつくって友人たちとたのしく散歩をしているらしい。 下駄の材質は、上の部分が桐、下の歯の部分が朴の木であるということ。 わたしはどちらかというと前傾姿勢であるので、それが矯正されてもう少し姿勢がよくなることをのぞんでいる。 ふふふふ、 下駄ができあがってくるのが、楽しみ。。。 姿勢がよくなるって嬉しいじゃない。。
by fragie777
| 2025-09-13 22:05
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