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7月19日(土) 土用 旧暦6月25日
今日であった天牛(カミキリムシ) 触角をひとつ失っていた。 国立・谷保の里山をあるく。 暑かったけれど、風はすずしかった。 「こういう風をね、土用東風(どようごち)っていうんだよ」って、誰かがおしえてくれた。 青田をふきわたる風はここちよく、じいっとみていると生き物のよう。 今日は土用で、丑の日である。 田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より。 季題「土用」を読んだ句を紹介。7月21日づけのもの。森賀まりさんの鑑賞。 胸も頬も金色の土砂土用過ぐ 岩田昌寿(いわた・しょうじゅ) 「土用」は四季のそれぞれにあるが、夏の土用を指すことが多い。夏の場合は立秋の前一八日間。その初めの日を「土用の入り」といい七月の二〇日頃にあたる。夏の暑さがもっとも厳しく身にこたえる頃である。 岩田昌寿は大正九年(一九二〇)宮城県生れ。石田波郷門。掲出句を含む句集『地の塩』(昭和三四年刊)は作者にとって唯一の句集で、初学の時代、精神錯乱による療養所時代、社会生活に戻ってからの三部構成になっている。掲出句は、第三部「日雇いの唄」より。 「土用過ぐ」は土用が過ぎていくという感嘆だろう。幸い仕事のさなかに自らを顧みた句でありるのに「金色の土砂」をまとった働く我の感動が伝わってくる。自分の力と身体で生活を築いていこうとする作者の作品を評して、師の波郷は「自らの誠実で光つてゐる」と書いた。作者はその後、俳句より離れ、誰にも看取られづ四五歳で亡くなっている。(土用・夏) 木をみあげる人。。 涼しい風が背(そびら)をふきすぎていく。
by fragie777
| 2025-07-19 19:31
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