ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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土用東風の吹く日。

7月19日(土) 土用 旧暦6月25日


土用東風の吹く日。_f0071480_18595015.jpg

今日であった天牛(カミキリムシ)

触角をひとつ失っていた。

国立・谷保の里山をあるく。

暑かったけれど、風はすずしかった。

「こういう風をね、土用東風(どようごち)っていうんだよ」って、誰かがおしえてくれた。


土用東風の吹く日。_f0071480_19001776.jpg
青田をふきわたる風はここちよく、じいっとみていると生き物のよう。


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今日は土用で、丑の日である。


田中裕明・森賀まり共著『癒しの一句』より。
季題「土用」を読んだ句を紹介。7月21日づけのもの。森賀まりさんの鑑賞。

 胸も頬も金色の土砂土用過ぐ    岩田昌寿(いわた・しょうじゅ)

「土用」は四季のそれぞれにあるが、夏の土用を指すことが多い。夏の場合は立秋の前一八日間。その初めの日を「土用の入り」といい七月の二〇日頃にあたる。夏の暑さがもっとも厳しく身にこたえる頃である。
岩田昌寿は大正九年(一九二〇)宮城県生れ。石田波郷門。掲出句を含む句集『地の塩』(昭和三四年刊)は作者にとって唯一の句集で、初学の時代、精神錯乱による療養所時代、社会生活に戻ってからの三部構成になっている。掲出句は、第三部「日雇いの唄」より。
「土用過ぐ」は土用が過ぎていくという感嘆だろう。幸い仕事のさなかに自らを顧みた句でありるのに「金色の土砂」をまとった働く我の感動が伝わってくる。自分の力と身体で生活を築いていこうとする作者の作品を評して、師の波郷は「自らの誠実で光つてゐる」と書いた。作者はその後、俳句より離れ、誰にも看取られづ四五歳で亡くなっている。(土用・夏)





土用東風の吹く日。_f0071480_19051817.jpg

木をみあげる人。。

涼しい風が背(そびら)をふきすぎていく。




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by fragie777 | 2025-07-19 19:31 | Comments(0)


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