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3月9日(日) 旧暦2月10日
今朝は雪はすっかり溶けて、明るい日差しの風はすこし冷たい日となった。 武者小路実篤公園の池で仲良く甲羅干しをする亀。 後ろ姿もかわいく、水面に映った影もなかよし。 三ヶ月ぶりに髪をカットした。 気持ちがさっぱりしたので、武者小路実篤さんのお庭を散歩することに。 お庭はおおかた空いていて、親子連れや一人の人がのんびりとしているのがいい。 わたしは水辺のベンチにすわって、空を眺めたり、鴨と目をあわせたり、鯉に餌をやりにくる親子をながめたり。 とてもいい気持ち。 ここんとこ忙しかったので、しばしのんびりする。 今日の朝日新聞の相子智恵さんによる「俳句月評」の「うたをよむ」は、「おどろおどろ」と題して、中村和弘句集『おどろおどろ』がとりあげられている。抜粋となるが紹介をしたい。 八十代にして、十二年ぶりとなる句集『荊棘』(ふらんす堂)が刊行された。 人間の影こそ荊棘夜の秋 表題句の〈荊棘〉は草木が乱れ茂る薮のことで、中村はそこに異様な様子を表す「おどろおどろしい」の意味もこめた。 人間の影こそ異様だといいながら、配された季語〈夜の秋〉は穏やかだ。秋の気配を感じる晩夏の夜のことで、暑さは和らぎ、薮に奇妙は安らぎがもたらされる。〈荊棘〉の漢字の効果で、単なる人間批判を超え、人間と草木が暗闇の中で交じり合うような不思議な読後感がある。 本句集は生物が生きるがゆえの非情さが淡々と描かれ、生死の匂いが濃い。最近の句集では、屈指の骨太さだ。 キリンの脚の巨き関節夏に入る ごみ鯰濡らしておけば生きておる 瓦礫はや地層成しつつ野梅咲く こうした句を読み、標題句に立ち返る時、人間の業の深さが薮のように絡みつく。しかもそれは今、〈人間の影〉に留まっているだろうか。「何でもあり」のニュースが多い今、おどろおどろしさは陰に日向に、世界を絡めとっていっているような気もしてくる。 「最近の句集では、屈指の骨太さ」とあるが、その通りであると思う。 句稿をいただいてから、だいぶ時間をかけられて1冊にされたのだった。 今年度の詩歌文学館賞にふさわしい1冊である。 ご近所の桐朋学園の紅梅。 なかなかすさまじい。
by fragie777
| 2025-03-09 18:37
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