武蔵野の春をあるく。

3月2日（日）　旧暦2月3日

うららかな春の一日となった。

国立・矢川緑地近辺をあるく。

あたり一面、紫の野となっていた。

野草の仏の座である。

いたるところに。

繁縷（ハコベ）が咲いていた。

目立たない花だが、みつけるとなぜか嬉しい。

犬ふぐり。

菜の花。

目がさめるような黄色である。

今日は水涸れのところがおおく、いつものところに水がないとわたしたちまで餓えてしまう。

やっと水のあるところに。

カルガモがやってきた。

鴨たちも嬉しそうである。

その近くには白鷺が羽をやすめていた。

わたしたちの影を水に映して。。

川蜷（カワニナ）がたくさんいる。

蜷の道も。

雲をながめ。

通りすがりに犬たちをひやかし。

いい顔をしている。

犬らしい犬である。

と書くと、犬らしくない犬に失礼か。

わたしの原風景にある犬ってこんな感じなのだ。

そして、野梅。

行く先々に。

梅満開の一日だった。

この二本の木のうち、

右は白梅。

左は何の花かわかります？

杏の花。

わたしはすぐにわかっちゃう。

なぜって、

ここを通るとき、その季節に杏の実が落ちているから。

梅よりも小ぶりであわいピンク色をして花のつき方が密集している。

　

ちょっとピンボケだけれど、野ネズミ。

木の根元からひょっこり顔をだしたのである。

可愛かった。

ということで、今日は春を満喫した一日となった。