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2月20日(木) 旧暦1月23日
樗の実と鵯(ヒヨドリ)。 今いちばん元気がいい。 いや、 鵯はいつだって元気だ。 鵯は秋の季題。 庭にゐる鵯山へ返事かな 中田みづほ 地上の鵯。 かわいい貌をしているが、畑の野菜をたべてしまったりして、悪さもする。 昃れば鵯全山に叫ぶなり 相島虚吼 柿の木や日がつれ去りし鵯の群れ 今瀨剛一 14日づけの東京新聞の石川美南さんによる短歌時評「短歌で遠出」に久々湊盈子著『加藤克巳の百首』がとりあげられた。 抜粋して紹介したい。タイトルは「面白がる人、加藤克巳」 久々湊盈子著『加藤克巳の百首』を楽しく読んだ。(略) 不気味な夜の みえない空の断絶音 アメリカザリガニいま橋の上いそぐ については、歌が詠まれた当時のアメリカと旧ソの関係を踏まえて読み解いていく。一方、 いびつな氷塊はこびこまれてまっくらな地階からラジオがレバノンレバノン については、「まことしやかに意味を探ってはつまらない。『レバノンレバノン』という声が読み終えた今も耳から離れない、それだけでいい」とあえて結句の不穏な動きのみに注目して終わる。 実は、加藤克巳の歌は難しいと思っていた。いや、意味はわかるのだ。ただ、重厚な社会批評の歌かと思えば驚くほど軽妙、スケールが大きいかと思えば、極私的、西洋風かと思えば和風、と振れ幅が大きく、どこに焦点を合わせれば良いのか摑みかねていた。本書を読んで、そうした多面性こそが加藤克巳の個性であり、読む側もいろいろな角度から味わっていけば良いのだと、納得した。 わたしがこのブログを書いている間に、スタッフたちは帰っていった。 今日は、午前午後と長電話をした。 それぞれ違う人とだけど。 肉声を聞きながら、たのしくおしゃべりをするのは悪くない。 メールやLINEにたよる日々、 電話もわるくないなって思う。 でも、電話をかけるって、ちょっとばかり勇気がいるのよね。。 さっ、帰ろう。 冷蔵庫のたらの芽がはいっていることを思い出した。 昨日するはずだったたらの芽の天麩羅。 今日ぜったいにしよう。 いただきもののシャンパンをあけて。 翼をひろげた鵯。 なんだけど、 コウモリみたい。
by fragie777
| 2025-02-20 18:31
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