新春の湿原を行く。

1月5日（日）　小寒　　旧暦12月6日

小寒の今日はさすがに寒い一日となった。

矢川緑地をあるく。

日差しはあたたかく、森は新春の気に充ちていて、歩いていると汗がでてくるほど。

林はびっしりと落葉が敷かれ、柔らかくて気持ちがいい。

水の中をのぞいたり、

もぐら塚をみたり、

鴨はすさまじい食欲をみせ、

鶺鴒も自由に飛び回っていた。

人間も楽しく落葉を踏んでいく。

清々しい湿原。

橎の木にはやさしく風がかよい、冬青空がひろがる。

この道をこれまでいくたび通ったことだろう。

いつも私を安らかな心にしてくれる道。。。

　藤の木の老いたるもまた淑気かな　　　　神尾久美子

明日からいよいよ仕事である。

「ふらんす堂通信183号」の校了がすぐそこに迫っている。

気を引き締めて頑張らねば。。。

すでにweb連載の小津夜景さんによる「俳句日記」、高橋睦郎さんによる「短歌日記」もはじまっている。

どちらも読みごたえのある連載となっているのではないでしょうか。