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12月4日(土) 旧暦12月5日
武者小路実篤邸の庭に咲いていた山茶花。 ここに来たのは、10月に行われた田中裕明賞の吟行会以来である。 庭から富士をのぞむ。 今日は雲がかかって全貌がみえず、うすぼんやりとしている。 天気のよい日にはくっきりと見える。 実篤さんが生きていたときは、高いビルなどもなくよく見えたことだろう。 虹鱒の池。 落葉が降りこんでいる。 吟行会のことなどをすでになつかしく思い出しながら、ぶらぶらする。 木の上でネジをまくような鳥の鳴き声が聞こえる。 コゲラだ。 相変わらずすばしこい動きである。 軽快な音で木を叩いている。 2羽いるようだ。 ベンチにすわってまったりと時間を過ごす。 ここはあまり人が来ず、それでも誰かしらいたりして、いい雰囲気である。 空などをときおり見上げる。 辛夷だろうか、冬木の芽がみえる。 眠くなってきてしまったので、立ち上がって帰ることにした。 今日の毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、藺草慶子句集『雪日』より。 枯れ切つて一山に日のゆきわたり 藺草慶子 坪内さんは、ほかの「枯」を詠んだ句もあげて、「枯れを楽しもうとする姿勢がいいなあ」と。わたしも今日は枯の世界をたっぷり味わってきた。枯木にまじって常緑樹もときにあり、艶やかな緑をみせている。もし、わたしが木に生まれ変わるとしたら、断然、落葉樹がいいな。冬の季節はすべて古い葉を落とし切ってかるがるとなって、リセットできるって素晴らしいことだと思う。秋には紅葉という美しい変身もある。落葉樹といってもそれはたくさんの落葉樹がある。どの落葉樹がいいかなあ。山毛欅、桂、榎、欅、櫟、小楢、楓などなどそれはもうたくさん。 ちょっと真剣にかんがえてみよう。 あなたなら どんな木に生まれ変わりたいですか。 竹林と山茶花。
by fragie777
| 2025-01-04 18:58
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