ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

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大晦日

12月31日(火) 大晦日 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)  旧暦11月31日


大晦日_f0071480_16323452.jpg
頬白(ほおじろ)。

名栗にて。


大晦日_f0071480_16323670.jpg

この季節は群れをなすらしい。


大晦日_f0071480_16323837.jpg

たくさん飛んでいた。


今日は大晦日。

お正月の準備はできまして。

わたしは昨夜は、八代亜紀に聞き惚れてしまった。
BSで追悼番組をやっていて、ずっと見てしまった。
すごくいい。
グッときてしまった。

今日は、朝からさっきまで台所でずっと立ち仕事。
料理らしい料理をつくるのはこの大晦日だけ。
といってもおせち料理はつくらならい。
というかつくれない。
ローストビーフを焼くとかミネストローネをつくるとか、ああ、それと五目鮓をつくる。
五目鮓は、かなりの手間暇をかけるもので、美味い。
しかし、一年に一度しかつくらない。
(自慢にもなりゃしない…)



ふらんす堂ホームページ連載の「俳句日記」「短歌日記」も明日から作者がかわります。

「俳句日記」の山口昭男さん、
「短歌日記」の大口玲子さん、

一年間ありがとうございました。
一年を無事に連載をつづけてくださったこと、あらためて御礼をもうしあげます。


そして、2025年は、

「俳句日記」は小津夜景さん
「短歌日記」は高橋睦郎さん

もうすでに原稿をいただいている。
どんな一年がそれぞれ展開していくか、楽しみにしていただきたい。
小津夜景さんからは、写真も提供していただき小津さんが暮らすフランス・ニースの風景にもふれることができるのではないでしょうか。
高橋睦郎さんは、現在の短歌の傾向が「叙情」のみが主流となっていくことへの危惧を脱すべく、「叙景歌」への挑戦をなさりたいという。
ご自身への挑戦とすべく、気合いをいれて臨まれている。


新聞記事を紹介したい。

日経新聞の28日づけの相子智恵さんによる「俳句」欄は、一年の回顧でもある。
今年の3冊には、高橋睦郎句集『花や鳥』(ふらんす堂)、宇多喜代子句集『雨の日』(KADOKAWA)、石田郷子句集『万の枝』(ふらんす堂)とし、ほかにもたくさんの今年の良い句集にふれている。タイトルは「『分からなさ」に立ち返る」。抜粋して紹介したい。

70年以上自分の言葉を積み上げた先に、俳句を断ぜず、「分からなさ」に立ち返る80代後半の俳人の句集に、誠実さと思考停止しない強さ、自由な精神を見た。

と記し、高橋睦郎句集『花や鳥」にふれている。
序句〈花や鳥この世はものの美しく〉は、眼前の花や鳥の声に、伝統的な詩歌の「花鳥(かちょう)」を重ねる。「もの」は眼前の景物であり、芭蕉の「物の見えたる光」でもある。(略)古今を縦横無尽に駆け巡り、「分かりやすさ」を求める今の俳句界に、難解さを忌避すべきではないと異を唱えた。
宇多喜代子句集『雨の日』(KADOKAWA)
清澄な1冊。〈桜どき足もとにまでものの影〉見えない物の奥に、見えない「気」を摑む。
矢島渚男句集『何をしに』 (ふらんす堂)
〈何をしにホモ・サピエンス星月夜〉の一句から、私たち人類は地球にとってどんな存在なのかと問う。常に文明の危機に目を向け続ける。
宮坂静生句集『鑑真』(本阿弥書店)
風土の力強さと平和への願いが印象的だった。〈地下壕の滴り闇を穿ち抜き〉は松代大本営。戦争末期の地元を詠む。
中嶋鬼谷句集『第四楽章』(ふらんす堂)
〈国深く病めりと記す初日記〉叙情と社会への眼差しは地続きだと教えてくれた。
大井恒行句集『水月伝』(ふらんす堂)
〈冬青空ウイズコロナウイズ核〉言葉の美と批評の鋭さが両立していた。
石田郷子句集『万の枝』(ふらんす堂)
〈後れゆく雪折の木々悼みつつ〉静けさの中に、様々な山の生き物の命の音がこだまする。
行方克巳句集『肥後守』(深夜叢書社)
〈肥後守蛇の匂ひのこびりつき〉一句一句の映像が懐かしく暖かい。
藺草慶子句集『雪日』(ふらんす堂)
〈大鷹の爪の押さへしもの動く〉自然詠も確かな描写力で読ませる。
藤井あかり句集『メゾティント』(ふらんす堂)
〈約束を交はすには息白すぎる〉の切なさが一集を覆う。
西村麒麟句集『鷗』(港の人)
〈虫売りやすぐ死ぬ虫の説明も〉の複雑な俳味に一生を懸ける覚悟を見る。
阪西敦子句集『金魚』(ふらんす堂)
40代にして句歴40年。〈金魚揺れべつの金魚も現れし〉



29日付けの朝日新聞の岸本尚毅さんによる「俳句時評」は、「『写生』は言語操作」と題して、宇井十間著『俳句以後の世界』を紹介している。抜粋して紹介したい。

俳句の本質を問うて思索する過程を明晰に書きとめた評論集。俳句史を踏まえつつ俳人を論じるスタイルは俳句評論の典型だが。「俳句の存在そのものを疑う」姿勢が特徴的だ。
本書の懐疑は、広く流布する「写生」という用語にも向かう。高野素十の〈また一人遠くの蘆を刈りはじむ』と「歩み来し人麦踏をはじめけり〉は風景の中の人物を描いた句。本書はそれらが「映画的なカットを取り出し、それを巧みに五七五の上に再構成」してみせたものだという。俳句に「原則性」をもたらす「写生」という手法は、一般に考えられているような「見たまま」の描写ではなく、むしろ「言語操作」なのである。(略)
「写生」以外にも、俳句の常識や通年への懐疑が随処に表明されている。俳句は「制度」だといい、「俳句の外側に立つ」という宇井。その俳句との距離の取り方や、突き放したような俳句観にも注目したい。


宇井十間さんの評論集はなかなか読み解くのが難しい一書である。
こうして岸本尚毅さんの読みをとおしてみると宇井さんの視座が明確になり、宇井さんが志ががよく見えてくる。
しかし、多くの人の理解を得るまでには、じっくりですね。
宇井さま。






大晦日_f0071480_16325650.jpg

こちらは名栗の尉鶲。



それでは、皆さま

良いお年を!!





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by fragie777 | 2024-12-31 19:51 | Comments(0)


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