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11月27日(水) 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう) 旧暦10月26日
どうしてだろう。 「鳥展」を観たあとだからか。。 寝室の時計を燃えないゴミで今日出した。 子どもたちがつかっていた時計で黄色のデザイン性のある掛け時計だった。 気に入っていた。 遅れがちになり、そしてある時とうとう止まってしまった。 (ああ、もう壊れてしまった。。新しいのととりかえよう) なんておもって数日そのままにしていたら、ある夜、時計の音で目が覚めた。 止まっているとおもったその時計がうごいているようだ。 薄暗闇のなかで見上げると確かに動いているのだ。 (ああ、動き出したのか。)しかし、時刻はもちろん正確ではない。 そして時計の音がやけに大きい。 さらに時計の秒針をみると逆の方向に動いているのだ。 寝ぼけ眼の目でもう一度みる。 やはりそう。 (へんなの……)って思いながらも、そのままわたしはベッドに横になった。 そして目をつむった。 すると、時計の音が大きく、耳に突き刺さるように響く。 こんな大きな音だったかしら。 そう思うと、眠れなくなってしまった。 わたしは起きあがって、電気をつけて椅子のうえにのって時計をとりはずす。 夢ではない。 時計の音は相変わらずだ。 電池をはずすとおさまった。 やっと静かになった時計を机の上において、わたしは眠りについたのだった。 翌朝、目が覚めて机上にある時計に目をやる。 静かに横たわったその時計をみながら、昨夜のことをおもいかえしてみた。 時計がとつぜん動きだし、しかも音をおおきくさせながら秒針が反対にうごいたのである。 どう考えても不思議である。(それともあり得ることなのかしら) 時計が捨てられる前に、自身の存在を告げたかったのか。 不思議な体験だったけれど、時計の気持ちがわたしに伝わってきた、そんな気がする。 今日はその時計をすてるとき、「長い間ありがとう」って時計にそっと触れた。 わたしの気持ち伝わったかな。。。 もうすこし早く刊行する予定だった大木あまりさんの句集を校了にするために読んでいる。 ゲラの段階で止まってしまっていたのだ。 あまりさんが体調がかんばしくなく、気持ちが引いてしまったこともあった。 しかし、刊行しようということになった。 ゲラを読んでいて、句の世界のあまりの自在さにあらためて驚く。 ときどき、笑ってしまう。 もちろん、人の死にふれた俳句などもあって、それはそれで追悼の思いにみちたものでもあるのだけれど、 発想のとびきりの自由さとでも言ったらいいのか。 俳句の定型というのは、こんなにも自在にものが言えるのか。。。 来年のできるだけ早い日の刊行をめざしたい。 ゲラに校正済みの印かサインをいただくことになっているのだけど、 こんなサインが返ってきた。 可愛いでしょ!! ちなみにわたしの印は、猫がいる。 Pさんは、ペンギン。 文己さんは、ラッコ。 みなそれぞれ好きな動物を印にいれている。 いいでしょ!! (特注でつくったんだ) 今日の落葉。 郵便局にいくときに。
by fragie777
| 2024-11-27 18:58
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