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11月25日(月) 旧暦10月25日
仙川の欄干の手摺をあるいていたきれいな虫。 カメムシかな? 調べたところ、「オオツノカメムシ」という。 カメムシの種類の多さには驚く。 こんなふうに歩いていた。 この欄干ではこれまでいろんな虫に出会ってきた。 この日、「翡翠」を撮影すべく、たくさんの愛好家が写真をとっていた。(20人くらい) わかります? 右手の手摺のところと、対岸のところ(こちらは人がすくない) 石のうえに翡翠がいるんだけど、多分わかんないかも。 肉眼には青がかがやいている。 こんな感じ。 つくづく小さい鳥だって思う。 今日は新聞記事をいくつか紹介したい。 今日の日付の毎日新聞の新刊紹介は、俳句関係では、櫂未知子さんが三冊とりあげて紹介をされている。 第4句集。以前の句集に引き続き静かな文体ながら、俳諧味あり、写生句ありで読者をしっかりつかむ。〈汝(な)に教ふ冬青空といふことば〉〈倒木の荒々しさよ初暦〉〈ほうたるを待つ横顔に加はりぬ〉 鑑賞書。〈水遊びする子に先生から手紙〉などで知られる田中裕明の句につき、自由に鑑賞したもの。早世した俳人の作品に対する感嘆を込めながらも、冷静かつ華やかに評した点が驚異に値する。 第2句集。言葉の的確な把握、および奇をてらうことのない句集全体のやわらかさに目を見張る。〈枯蓮の水を支へに立ち尽す〉〈遥かなるものに呼ばれて揚雲雀〉〈なじみたる頃になくしぬ革手套〉 短歌関係では、中川佐和子さんが『加藤克己の百首』を紹介してくださった。 長い伝統の短歌にいかに新しい感覚を生かすか、新鮮な詩精神とは何かをひたすら探求した加藤克巳。21冊の単行歌集から選んだ歌を鑑賞して全体像を伝える。〈いつしかにルドンの眼(まなこ)のぼりいて神宮の森にふくろうのなく〉 おなじく本日付の讀賣新聞の「枝折」は、宇井十間著『俳句以後の世界』 名句を引用しながら、現代俳句の持つ身体性などについて触れる。前衛俳句とは何かを問い直す一冊。 23日づけの讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、董振華句集『静涵』より。 憂国われら杜甫に似て杜甫とならず 董振華 「憂国の思いは杜甫におくれをとらないが、杜甫のような大詩人にはなれない」と長谷川櫂さん。 共同通信発の浅川芳直さんによる新聞紙上時評「俳句はいま」の10月のものは、岩田奎『田中裕明の百句』にふれている。タイトルは「分からなさや謎を楽しむ」。抜粋して紹介したい。まず、8月におこなわれた俳句甲子園で発表された句をとりあげて、俳句における「分からなさ」に言及している。そして、 岩田奎「田中裕明の百句」は、俳句特有の分からなさに敢然と切り込む。田中は今年没後20年を迎える伝説の俳人。平明な言葉遣いのわりに鑑賞が難しい作家でもある。〈雪舟は多くのこらず秋蛍〉〈渚にて金沢のこと菊のこと〉。岩田の鑑賞は、〈雪舟〉については、「ひとたび『多く』と言及されたことで、存在はしたが霧消した数々の作品、数々の命が闇の中に浮かぶ」と秋蛍と雪舟をつなぐ情感を剔抉し、〈渚にて〉の句は「秩序で束ねようとするのではなく、余白に身を委ねて三語の散らばる言語空間に浸ればよい」と、散文的な読みを拒絶する。佳句が持つ謎の部分を、一般読者にアピールした好書だ。 ほかに、月野ぽぽな句集『人のかたち』(左右社)〈灰よりも静か凍蝶の日だまり〉と、西村麒麟句集『鷗』(港の人)〈草を踏み苔を踏み秋近きかな〉に触れている。 おなじく共同通信発の浅川芳直さんによる11月の時評「俳句はいま」は、矢島渚男句集『何をしに』と宇多喜代子句集『雨の日』(KADOKAWA刊)を中心に、「剛速球とスローボール」と題した評である。抜粋となるが紹介したい。 (略)本年度の文化功労者となった矢島渚男の『何をしに』はまさに力詠が並ぶ。〈血・汗・涙おなじ塩梅洟水も〉の豪胆さ。長野・上田の歴史を詠んだ〈血塗れの鎧を蔵す梅雨の寺〉も、中村哲医師殺害を詠んだ〈ナゼ殺ス砂漠ヲ緑化シタ医師ヲ〉もぎょっとする表現だが、もっと不気味なのは〈ニンゲンハジメツシマスと蝸牛〉。戦争というより人類そのものへの批評がある。〈熊虫は退化を択び生死超ゆ〉など自然を詠んだ句の楽しさの分、「蝸牛(かたつむり)」の衝撃は大きい。〈何をしにホモ・サピエンス星月夜〉〈にんげんは言葉で遊び枯葉の木〉。人類の晩年を詠んだとも個人の晩年を詠んだとも取れ、鮮烈な読後感を残す。 宇田喜代子の『雨の日』は、静謐な一書。宇田は矢島と同じく1935年生まれの89歳。力みのない詠みぶりで、自然界に自己を投影する。〈この石の窪いつよりの蟇〉。これまでの来し方を振り返る作者と蟇が蝶番のように重なる。〈八月の火に死んで火に葬られ〉。寓意的な矢島と対照的に、宇田は直情的。〈さつと来てさつと消えゆく健次の忌〉〈亡き人らみな戻り来よ白障子〉長生きすると先だった死者たちもまた親しい存在となるのだろう。さらりと投げる直球の言葉に、重量感がある。 ほかに、広渡敬雄句集『風紋』(角川文化振興財団刊)〈獣舎よりかすかな咀嚼終戦日〉、依田善朗句集『鷹渡る』(文学の森刊)〈赤のままむかしがそつとそこにある〉に触れている。 「セータ―に穴あいてますよ」って、スタッフに言われた。 仕事の最中でのこと。 「えっ、ほんと!」と言いながらスタッフが指さしてくれたところを見た。 「あら、いやだ、ほんとだ」 実はこのセーター、昨年は一度も着なくて、クリーニングした袋に入っていたのを今日取り出して着てきたのだった。 空色のセーターで上部がグレーベージュの編み方がことなるもの。 気に入っている。 ネットで検索したところ、ニットの修理専門店があるようだ。 良かった!! 明日、申し込むんだ。 寒くなったでしょ。 こんな手袋をして仕事をしている。 ちょっとモコモコなので、キイボードを打つときは文字が見えにくかったりするけど、手がこごえていると身体すべてが縮こまって寒いので、たいへん助かる。 あったかそうでしょ。 無印良品で買ったのね。。。
by fragie777
| 2024-11-25 18:54
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