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10月15日(火) 十三夜 旧暦9月13日
秋の湖面。 遠くに鳥が一羽いる。 去る10月12日に催された俳誌「秋麗」(藤田直子主宰)の15周年のお祝いの会を、スタッフ山岡有以子のレポートで紹介したい。 * * * 2024年10月12日(土)まさに秋麗という言葉がふさわしい秋晴れの日に、アルカディア市ヶ谷にて「秋麗」15周年記念祝賀会が華やかに開かれました。 ご挨拶をされる藤田直子主宰 本日はお忙しい中、「秋麗」のために御時間を頂戴いたしました。 本当にありがとうございます。 今から5年前に同じこの場で10周年祝賀会を開催させていただきました。 その時私は「結社をやることがこんなに楽しいとは思わなかった、楽しい楽しいばかりで10年間参りました」と正直なことを言いました。 それから数日経った後に女性俳人の先輩方から「あなたね、楽しいのは10年までなのよ」と仰られて、どうやら10年までは全体の会員も勢いがあるけれども、その後は辞めるわけにも行かないしなんて義務感で続けていくことになるのかしらと漠然と不安に思ったりしました。 でもその後すぐ新型コロナウイルスが蔓延して、いち結社がどうのこうのという問題ではなくなってしまい活動も縮小しなくてはならなくなりました。 オンラインが発達したのよかったんですが、そんなこともあって、11年目12年目とやってきました。 世の中が暗かった時期に、更に追い打ちをかけるように、鍵和田秞子先生が6月11日亡くなられてしまいました。 訃報を聞いたときは本当に唖然としました。 つくづくその時に思ったのは、私は「秋麗」をやっているなんて偉そうなことを言っていたけれど、いつもその背中には「未来図」という結社があって、鍵和田秞子先生の視野の中でやってきたんだ、と思いました。 心棒を失ったような悲しみを思いました。 それから3ヶ月が経って、「未来図」が終刊したあとに6つの俳誌ができたんですね。 依田善朗さんの「磁石」、 川上良子さんの「花野」、 二川茂徳さんの「むさし野」、 守屋明俊さんの「閏」、 大元祐子さんの「星時計」、 山田真砂年さんの「稲」、 10年前にやっていた私たちの「秋麗」を入れると7つに別れたんです。 一方から見ると「未来図」の大きな所帯を継ぐ人がいなかったように受け取られるかたもいるんですが、とんでもございません、鍵和田先生はあの世でとても喜んでいらっしゃると思います。 というのは、今から17年前の「秋麗」を創刊する2年くらい前に、鍵和田先生と青森のほうに旅行に行くことがありまして、その時に「未来図」の将来の話がなんとなく出たんですね。 先生は「「未来図」という結社からいくつも枝分かれしてたくさんの結社ができるといいと思っているの。それでその結社の名前すべてに「未来図」って付けて欲しい。「未来図A」「未来図B」…」と仰るんですね。 名前こそつきませんでしたけれども、でも鍵和田先生はそのことを望んでいらっしゃって、晩年は「未来図」の句会をその方たちに任せていたので、いざ「未来図」がなくなろうとしても、各句会の指導者が独立するという形になったわけです。 そうやってたくさんの俳誌ができたことは発展だと思います。 ただ、まだまだこれからなんですけれども、どの代表もどの主宰も30年以上鍵和田先生についていらした方々ですから、 方向性とかやり方とかが違っていても、鍵和田先生の志をみんなが継いでいくということは間違いがないんですね。 とても嬉しいことだと思っております。 15周年というのは祝賀会をやるほどのことでもないかなと思ってもいました。 ただ、今でしかできないこと、今だからできることがあると思い、そのうちのひとつが横澤放川先生のご講演(「草田男の血脈」)を聴きたいということでした。 私自身のこの5年間を振り返って一番大きなことは、俳人協会の神奈川県支部が出来て、そのこのスタッフの仲間に入れていただいたということです。 松尾隆信先生を中心に、ものすごく楽しく熱心にやっていらっしゃっていて、横のつながりができたことをつくづく感謝しております。 私も含め今日ここにきている「秋麗」の会員の中で、ご来賓の先生方にお世話になっている人が何人もおります。 まだまだでございますけれど、今までのご支援に深く感謝して、これからもどうかお見捨て無きようお付き合いとご支援をいただきたいと思います。 本日は本当にありがとうございました。 ****** 会場には松野昌司さんが集められた俳人のコレクションが披露され、とても貴重で素晴らしい本や直筆原稿、書簡などを楽しむこともできました。 松野コレクション1 松野コレクション2 * * * 改めて、 藤田直子主宰、そして「秋麗」の皆さま、 創刊15周年おめでとうございます。 こころよりお祝いを申し上げます。 みなさまの更なるご健勝とご健吟をお祈りもうしあげます。 「秋麗」の皆さまには、たくさんのご縁をいただいており、出席した山岡有以子は、お一人お一人にご挨拶をと思っておりましたが、ご挨拶できなかった方々もおられ、失礼をいたしました。 今後ともふらんす堂をお引き立ていたきたくよろしくお願いを申し上げます。 鏡から発つ秋蝶の濃むらさき 藤田直子(「秋麗」十月号より) 今日は、関西からお一人お客さまがいらっしゃった。 川柳作家の西田雅子さん。 この度、川柳句集上梓のご予定があり、相談にみえられたのだ。 担当スタッフは、Pさん。 西田雅子さんは、「川柳」の結社「ゆに」に所属されており、副代表をつとめておられる。 代表は芳賀博子さん。 →「ゆに」 川柳をはじめられたのはもう20数年前とのこと。 京都新聞の文芸欄で「俳句」「短歌」「川柳」の投句覧があり、興味をもたれのである。 「俳句でも短歌でもなく、なぜ川柳なのですか」とうかがったところ、 「約束事がなく、短いことばで自分の世界を表現できるのがいいと思いました」とのこと。 すでに、10年まえに川柳句集を上梓されている。 文庫本サイズの美しい句集である。 「わかい女性を読者対象にして、写真をたくさんいれて作りました」 なかをひらけば、美しい写真とむきあうように句がならんでいる。 第1句集『ペルソナの塔』とアンソロジー「ゆにアンソロ」 ひとりずつ鏡の中をゆくゲーム 西田雅子(句集『ペルソナの塔』より)
by fragie777
| 2024-10-15 18:38
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