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10月10日(木) 旧暦9月8日
夏の花として分類されるが、なおも清楚に咲いていた。 すこし前に遊んだ飯能メッツアにて。 別名のひとつにアズキナ。 紫色の華やかな花にみえるが、小さな花なので草にかくれて見つけにくいかもしれない。 キツネノマゴ。 こちらも小さな花なので多くの人は通りすぎてしまう。 花野をあるくと、いろんな野の花に出会う しかし、注意深くみないと大方とおりすぎてしまうのだ。 みな地味な佇まい、しかし、こうしてみるとうっとりするほどどれも美しい。 花野に立つ人。 さしいれて手足つめたき花野かな 赤尾兜子 (『玄玄』) 兜子の独特の身体感覚があらわれている作品。「さしいれて手足つめたき」なる体感のフレーズに「花野かな」なる結句が置かれる不思議さ。花野は秋の季語であるから、冷たい感覚は当然なのだが、そうなると「さしいれて」という行為が不可解。北原白秋の「大きなる手があ らはれて昼深し上から卵をつかみけるかも」を連想したりもする。詩歌としては、大いなる存在の手足をイメージせざるをえない。兜子としてはそこまでは意識せず、あくまで個の体感を詠っているのだろう。花野という典型的な秋の季語への違和としての「つめたき」と受け止めては深読みであろうか。 お客さまがいらっしゃった。 俳誌「諷詠」同人の金田志津枝さん、岩田雪枝さん、西井千づさんの三人の方々。 合同句集の句稿をもってご来社くださったのだ。 2004年に合同句集『武蔵野』 を皆さんでご上梓されており、なんと20年ぶりの合同句集の刊行となる。 担当スタッフの文己さんといろいろと打ち合せをされる。 参加者は全部で27人。 合同句集をつくりましょう、ということになった時、みなさんすんなりと参加されたのだった。 金田志津枝さん(前列中央)、岩田雪枝さん(左)、西井千づさん(右) 打ち合わせが終わるとひとしきり後藤比奈夫先生のお話になる。 晩年の自在な句がお一人お一人の口から飛び出して、なごやかに比奈夫先生を偲ぶ。 粽より酸素が好きで百三つ 比奈夫 この句にわたしたちが笑うと、明るい比奈夫先生の笑顔が現れる。。 ひとり来し花野ふたりで来し花野 後藤比奈夫 ![]() 臭木の実。
by fragie777
| 2024-10-10 18:53
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