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8月31日(土) 二百十日 旧暦7月28日
雨蛙。 雨が急に激しく降ったかと思うと、しばらく止み、そしてまた激しく、そんな繰り返しの一日だった。 さきほど仙川のそばを車で通ったところ、水嵩はそれほど増しておらず、ほっとしたのだった。 新聞記事を抜粋で紹介したい。 28日付けの新潟日報の文化欄に、南十二国さんの田中裕明受賞インタビュー記事が掲載さいた。写真入りのかなり大きな紙面である。タイトルは「詩心ずっと保ちたい」。 俳句を始めたのは20歳の頃。図書館で中学生俳人として注目された恩田皓充さんの句や詩などを収録した「青空の指きり」をたまたま手にしたことがきっかけだった。「内容がはつらつとしていて、すてきだな」と興味を持った。俳句関連の本が置いてある図書館の棚を読みあさり、まるで子どもがチラシに絵を描くように、紙の切れ端などに浮かんだ言葉を書き留めた。「俳句を作るのがただ楽しいというか、夢中になった。 2006年に鷹俳句会に入会。翌07年に「鷹」の新人賞、09年に俳句賞を受けた。南十二国の俳号は、「十二国記」や南の島が好きだったことなどから考えた。 (略) 受賞の知らせは夕方、デンカビッグスワンスタジアム前の遊歩道を歩いている時に受けたという。 これからの目標について、「年齢を経て、これまで句の中に出ていた若さといったものが少しずつ変わっていくことはあると思う。ただ、一番大切な本質的な部分である詩心やポエジーをずっと保ち続けたい」と語った。 おなじく新潟日報に共同通信発進の俳句月評「俳句はいま」の記事は浅川芳直さんによってである。奇しくも浅川さんは南十二国さんとともに今年度の田中裕明賞の受賞者である。タイトルは「古典読み継ぐ大切さ」評されているのは、小川軽舟著「名句水先案内」(角川文化振興財団)「2010年以降に刊行された句集から、幅広い世代308人の句を鑑賞する労作」。坂口昌弘著「忘れ得ぬ俳人と秀句」(東京四季出版)「『作品を俳句史に残すのは鑑賞文以外にはない』と、物故俳人40人の秀句を鑑賞する。」 そして「俳人とその作品を後世に残す決定版の資料は全句集である。」と記し、「岡本眸全句集」(ふらんす堂)と「有馬郎人全句集」(角川文化振興財団)二冊に触れている。 「2人とも昭和俳句を牽引した重要な俳人だ。両句集とも季語索引があり重宝するが、雑(季語がない)の句が岡本に20句、有馬は6句あることに驚いた。」〈灯台に薪積むかすかなる人語〉〈堤塘の青の完結子が駆けて〉(岡本眸)、〈烏骨鶏雛にして鋭き爪の青〉〈アメリカの近しと船に信天翁〉(有馬朗人)。こんな発見があるのも全句集の楽しみの一つである。」 今日は、写真の整理を手伝ってもらいながらやる。というか、やってもらう。 それはもう膨大な写真の量である。 デジカメで撮ったものではないので、多くの写真をスキャンして保存することになる。 スキャン係りはいそうなので、わたしはもっぱら思い出にひたるかかり。 「わあ、可愛いわねー」とか「こんな写真あったんだー」とか、「へえー。若いねー」とかとか。 おもに家族写真の整理となったのだが、仕事関係もまじっていたりして、それはそれで感慨深いものがあったりして、「なんかカッコつけてるー」などと言ったりして。 しかし、不思議である。 自分のこころはすこしも年老いていないのだけど、肉体は確実に歳をとっている。 いつのまに歳とっちゃったんだろう。 そんな感じ。 古い写真群といっしょにこんな漫画本も出てきて、懐かしい。
by fragie777
| 2024-08-31 21:14
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