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8月20日(火) 旧暦7月17日
国立・谷保の稲田。 稲の花。 稲穂。 今日の讀賣新聞の「枝」に、吉川宏志歌集『叡電のほとり』が紹介されている。 2023年の短歌日記。京都を走る叡山電車沿線の情景などを詠む。 〈あけがたの眠りのなかに遠くより音ひきずりて電車は来たる〉 アラン・ドロンが死んだ。 アラン・ドロンの映画はたくさん観ているが、わたしがとりわけ好きなのは「冒険者たち」だ。 「太陽がいっぱい」も「若者のすべて」もいいけれど、アラン・ドロンをおもうと、「冒険者たち」が真っ先にくる。 ドロン、そしてリノ・ヴァンチュラとジョアンナ・シムカスが演じる三人の人間が織りなすドラマだ。 渋くて存在感のある男性にもつ美青年のコンプレックス、そういう役柄が似合うアラン・ドロンだった。 そしてジョアンナ・シムカスがとりわけ美しかった。 コンプレックスをもった美青年という意味では、「太陽がいっぱい」もそうであるけれど、相手がモーリス・ロネよりもやはりリノ・バンチュラの存在感のほうが圧倒的だった。(ストーリーとしては「太陽がいっぱい」の方が面白い。けれど、コンプレックスの持ち方が「太陽がいっぱい」ではわかりすぎるということはある。) と語ると、渋い男が好み?って思われるかも知れないが、全然そうではないのよ。 美しい男子が好きであるけれど、このことを語り出すと夜が明けてしまう。 だからこれについては、節操がなくなりそうなので、ブログではちょっとね。。。 小学生だったころ、下校途中に、映画の看板からすこぶる美しい男がこちらをじいっと見ていることに気づいた。 それがアラン・ドロンとの出会いだった。 午後にひとりお客さまがみえる。 今年の5月に句集『普段』を上梓された鈴木しげをさんである。 鈴木氏は、俳誌「鶴」の主宰である。 句集『普段』は、第6句集となる。 第1句集から第6句集、そして『普段』以後も含めて「季語別鈴木しげを句集」の上梓を考えておられる。 今日は、その資料をご持参くださったのだ。 あまり厚くなくできるかぎりハンディなものにしたいというのが、ご希望。 俳誌「鶴」は、今年で創刊950号を迎える。 それを記念して、深大寺に鈴木氏の句碑が建立されるという。 深大寺は「鶴」の創始者である石田波郷のお墓があり、句碑もあるところである。 波郷の句碑は、〈吹きおこる秋風鶴をあゆましむ〉。 その隣りに「鶴」前主宰の星野麥丘人の句碑があり、その隣りに建立されるということである。 10月27日にその除幕式があるということ。 深大寺はご近所でいつも自転車でいくところである。 ここには虚子の、草田男の、爽雨の句碑もある。 鈴木しげを氏の句碑はなんという句が記されるのか、楽しみである。 鈴木しげを氏。 実は鈴木氏は、国立の谷保のちかくにお住まいである。 かつて友人たちとよく行った谷保のカフェでお会いしたのがご縁で、句集『普段』をお作りさせていただくことになったのだった。 谷保の空。
by fragie777
| 2024-08-20 19:17
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