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7月21日(日) 旧暦6月16日
空蝉。 今朝方の雨にまだ濡れている。 久しぶりに銀座にいく。 俳人の片山由美子さんも参加されている「書展」が銀座の大黒屋ギャラリーで行われていて今日が最終日。 スタッフのPさんと伺う。 「第一回 楽書の会書展」 木も草も夢を見むとて枯れゆくか 由美子 右から 落花ふみゆく白波を踏むごとく 滴りをはね返したる水面かな 口に笛はこぶに作法月の雨 命あるものは沈みて冬の水 形のない水というものが見せる様々な表情。「白波」「水面」「月の雨」「冬の水」によって四季がつながる。因みに「水の反映」は、ドビュッシー「映像」第1集の曲名から。 というコメントが添えられている。 わたしたちが伺ったとき、ちょうど俳人の望月周さんが見えられていた。 望月周さんと片山由美子さん。 伺ったところによると、数年前の俳句総合誌「俳句」で、鼎談をご一緒したときに、この「木も草も夢を見むとて枯れゆくか」の句を望月周さんがたいへん評価され、片山さんはそのことを覚えておられ、今回の作品となったとお話くださった。 はじめて「書展」なるものをみたスタッフのPさんは、えらく感動した様子。 ほかの方々の作品もみながら、書の奥深さと面白さに驚いていた。 墨をつけた筆で紙に書く。 そのシンプルさによって生まれるモノトーンの世界。 そしてひたすらアナログ的である。(←へんな言い方) 膨大な時間をかけた基礎的な練習を繰り返して、作品へと到達する。 ほんとうにさまざまな形態(?)の字があって、楽しかった。。。 久しぶりの銀座の夏空。 歩行者天国である。 帰りは新宿のデパートに寄って、第15回田中裕明賞を受賞された浅川芳直さんと南十二国さんに差し上げる本賞の文房具を買う。 ご本人の希望によって、浅川芳直さんは「万年筆」、南十二国さんは「ボールペン」。 授賞式は、9月29日(日)、すこしづつ準備をすすめている。 イナゴ。 すばらしい跳躍をみせていた。
by fragie777
| 2024-07-21 20:10
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