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7月20日(土) 旧暦6月15日
熱帯の睡蓮。 神代植物園の温室にて。 ひさしぶりに友人とあって、たっぷりおしゃべりをする。 成城・アルプスでケーキを食べとお茶を飲み、そのあとパスタ屋さんでパスタを食べる。 雷が鳴って雨がひどくなりそうなので、帰ることに。 なんていうのか、こうダラダラと際限もなくおしゃべりをするって楽しい。 比較的時間に追われる日々を過ごしているので、気ままに、おしゃべりできる時間もなかなかいい。 「今もタイのBLの男子たちが好きなの?」って聴かれたので、 「それがね、すっかり熱が冷めちゃったのよ。タイのロケ現場までいって、来日したときは逢いにもいって、声をかけられたりしてすっかり有頂天だったのに、この冷めようってなに?って自分でも思っちゃったわ。Instagramはフォローしてるけどさ。。」と言ったら大笑いをされた。 ちなみに友人は永井荷風にハマッテいるとのこと。 「『断腸亭日乗』は最高だとおもう」と。 わたしも夜眠れないときに永井荷風の小説の朗読を聴くことはままあるけど。 いまはもっぱら、夏目漱石の「わたしの個人主義」という学習院大で講演をした朗読を聴いている。 いつも途中で寝てしまうので、終わることがないけど面白い。 そんなこんな話やら健康話やらで、あっという間に数時間が過ぎてしまった。 別れるとき、「ポンちゃんによろしく」って言って別れた。 ポンちゃんとは、友人が世話をしている外猫である。 友人とは俳人の川島葵さんで、彼女は猫に人生をささげているような人である。 今日の朝日新聞の文化欄は「時空の空想の広がりを」と題して「書評委員の『夏に読みたい3点」という特集である。 その13人のうちのお一人である御厨貴さんがあげている3点のうちの一番最初にあったのが、髙橋睦郎句集『花や鳥』だった。 本を読むことは文体を読むことだ。①から〈漱石五十鴎外六十送り舟〉〈子規は兄虚子は父なり絲瓜棚〉。この短い句は重なりあって、過去の文人を引き寄せて、広大な宇宙のダイナミックな世界を展望する。漱石忌に〈文豪にわれば文耄葛湯吹く〉はふっと笑える。疫禍3年目の春に〈世に在りて草葉の蔭や草青む〉で時の流れを知る。 ちなみに、御厨貴さんがあげておられる他の二冊は、➁「訂正する力」(東浩紀 朝日新書)③「民主化への道はどう開かれたか 近代日本の場合」(三谷博 清水書院)である。 そして今日の毎日新聞の坪内稔典さんの「季語刻々」は、『行方克巳 季寄せ』より。 ラムネ玉鳴らし最後の一と滴 行方克巳 作者はボクの同年生、(略)この句の「最後の一と滴」はボクらのことかも。ともあれ、ボクは髪を紫色に染めて活躍する克巳に共感している。〈ラムネ玉昭和史誤嚥したるまま〉〈あの頃といふころのありソーダ水〉 午前中は、自転車を漕いで、よせばいいのに神代植物園に行った。 暑さでもう死ぬかと思った。。。 若鷹のことが気になる。 一羽だけだったけどちょっと会えた。 胸の模様の線が縦に走っているでしょ。 大人になると、これがもう少しこまかく横状になる。 まだ幼い声でさかんに鳴いていた。。。
by fragie777
| 2024-07-20 21:07
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