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7月18日(木) 旧暦6月13日
神代植物園の睡蓮の池で。 百句シリーズは、まもなく石嶌岳著『皆吉爽雨の百句』が出来上がってくる予定である。 〈花ふぶきやみて一片幹つたふ〉などあらためて、格調高い写生句をつくられた俳人であると思う。 さきほど、スタッフが書店用のポップを作ったからということで見せてくれた。 なかなかいい。 発売予定は、7月24日。 そして引きつづきいよいよ岩田奎著「田中裕明の百句」が校了となる。 岩田奎さんが心ををこめて集中して取り組んでくださったものである。 おもに初心者を念頭において書かれたものであるが、田中裕明の俳句にどう向き合うか、わたし個人としてもたいへん興味があった。 いま、校了ゲラを目に前にして、良き一冊になるのではないかという思いを強くしている。 和兎さんによる装幀のラフイメージを七枚お送りしたところ、さきほど、二つのうちどちらにしようか迷われているというお電話をくださった。 その二つは、わたしもおすすめしているものだった。 AとBとすると、わたしは両方いいと思ったけど、どちらかというと、Bがいいと思ったのだ。 しかし、そのことは岩田さんにはお伝えしなかった。 最終的には岩田さんが決められるのがいいと思っていたので。 電話でいろいろとお話をしているうちに、結果、Bのほうに決められたのだった。 そう、Aの図版ももちろん良いのだけど、A案は今後出て来るほかの俳人でもあり得る、だけどB案は、田中裕明以外にはないのではないか。 ということで、Bに決定。(ヨッシャアー。。。) できあがりがますます楽しみになった。 どんな図案かはいまんとこナイショ。 (想像してみてくださっても良くってよ。七案すべて句に登場するもの) ちなみに、ラフイメージをつくった装訂者の和兎さんは、「どれも可愛くて好き」ということ。 8月初旬には出来上がる予定である。 田中裕明の俳句については、これからも多くの俳人が語っていくと思う。 師系にあたる方々の研究書やエッセイなども出てくるだろう。 また、田中裕明を好きだという俳人も多く、いろいろと語られていって欲しいと思う。。 今回、思い切り若い岩田奎さんに「田中裕明の百句」をお願いし、自由に書いてもらった。 若い俳人に田中裕明がどう読まれたかではなく、岩田奎という俳人に田中裕明がどう読まれたかであって、若さというものは本来関係ないのだとも思う。 しかし、師系でもなくとびきり若い岩田さんにお願いしたことは一編集者としてとても新鮮なことであったし、その思いに岩田奎さんは全力で応えてくださったと思っている。 昨日、ジャズのことを少しこのブログで書いたら、「ふらんす堂通信」でプルーストの連載をしている高遠弘美さんが、ブログにコメントを下さった。 なんと、昨日はジョン・コルトレーンの忌日であったということである。そして、ジャズに関する熱狂的と言ってしまっていいほどのこだわりの一端を垣間見せてもらった。高遠さんは、「ジャズ」についてもきっと一冊の本がかけるくらいの知識量があるのではないだろうか。いやはや、と思っていたら、わたしにジャズのCDをくれた友人から、もう一枚コルトレーンのものをあげたはずと言われてしまった。慌ててCDラックを覗いたところ、あった! すまない。。。 それがこれ。 「JOHN COLTRANE AND JHOHNEY HARTNAN」とある。 「ちゃんと聴いたか」と尋ねられ、貰ったときに一度は聴いたと思うと答えたのだが、「ハートマンのクリーナー唱法に惚れてもらえるといいのですが」といわれ、なんのこっちゃっと、わたしはジャズをきくに値しない人間かも。目下、CDプレーヤーのBOSEが壊れてしまったので、こちらもiPhoneに落としてちゃんと聴くつもりである。そうしたら、「クリーナー唱法」もわかるかな。。この友人も、ジャズについての本がかけるくらいのジャズ好きである。
by fragie777
| 2024-07-18 19:08
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