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7月13日(土) 旧暦6月8日
久しぶりにに神代植物園に行く。 百合がきれいだった。 しばらく歩いて行くと、 空から白いものがふうわりと降りてきた。 足元に着地したそれは、 これ。 なんだと思います? どうやら蟷螂が脱皮したその抜け殻らしい。 はじめて見た・・ そこに近づいてきたのは、よく肥えた蚯蚓。 雨の後は生き物たちの動きは活発である。 大鷹の姿もみかけた。 鋭い鳴き声をはっしながらヒマラヤ杉のほうに飛んでいく大鷹。 どうやら、ことし巣立ちをした若鷹らしい。 午後は家で書棚の整理。 私はもっぱら指令役。 で、 一室を占領してしまった駄本の山の一部。 今日は小澤實著『久保田万太郎の一句』より今日の日付のもの。 とかくして今日も暮れけ釣荵 久保田万太郎 軒下に羊歯植物である忍の根を束ねた忍玉を吊るすということも、厳しい暑さを避けるための工夫のひとつだったのだろう。今日一日、大変であった。暑かったし,予想もつかないさまざまなことが起った。それをなんとか解決して、やっと家にたどり着いた。今は、軒の釣忍を見上げる。安らかな自分に戻っているのである。「とかくして」の内容は重いが、今であるからそう思える。季語=釣忍(夏) この句の上五中七はまさに今日のわたしの実感である。 風通しのよくなった二階の書斎にいて、涼やかな気分である。
by fragie777
| 2024-07-13 22:27
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