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5月23日(木) 旧暦4月16日
ご近所の薔薇である。 わたしも薔薇は好きかもしれない。 かなり。。。。 とうとう出来上がった『岡本眸全句集』 今日はおふたりお客さまが見えられた。 『岡本眸全句集』の推進力となった「栞」俳句会の松岡隆子主宰と年譜を担当され窓口となってくださった小川美知子さんである。 ご丁寧に、ご挨拶にみえられたのだ。 すでに「栞」俳句会の方々には、本が届いていていて、みなさんとても喜ばれているという。 松岡主宰によると、「ご高齢でもはや投句がかなわなくなっておられる会員の方が全句集を購入され、作品にふれて感激されておられるのです」と。 あるいは、新しい会員のかたで、作品をとおしてのみ知っていた岡本眸先生の口絵の写真にふれてあらためて喜ばれているということ。 ご来社くださったお二方も、刊行の喜びに充たされていてその明るい興奮がわたしにも伝わってくる。 長年、待たれた全句集の刊行である。 この間、ずいぶん問い合わせも貰っている。 この全句集のことをなによりも心にかけられていた野路斉子さんもひとしお喜んでおられるということ。 お手紙を書きたいけれど、感激で手が震えてしまうということである。 岡本眸先生の姪御様で、著作権者のひとりである横川信子さんは、本の出来上がりをご覧になり、「若い頃から伯母をしっていますが、モダンなところのある人でした」とおっしゃって、装釘を喜んでくださったということである。 横川信子さんのいまは亡きご夫君は、この全句集の「著書解題」の前半を手掛けられた横川敏晃さんである。そして後半は富田正吉さん。 富田さんも刊行を待ち望んでおられたお一人だ。 岡本眸先生のお弟子さんたちが一丸となって、世にだした『岡本眸全句集』なのである。 ふらんす堂もその編集、制作のお手伝いができたことはこの上もない喜びである。 この全句集の内容についてはまた改めて紹介をしたいと思う。 全句集を手にとって喜びの松岡隆子主宰(左)と小川美知子氏。 今日はご丁寧にありがとうございました。 たくさんの方に読み継がれていく全句集でありますように。 薔薇咥へけり一輪をさらに剪る 岡本 眸 仲寒蟬著「相馬遷子の百句」が下版間近である。 装釘のラフも選んでいただいた。 今日はスタッフの文己さんに手伝って貰って、季語索引、初句索引の読み合わせをする。 おなじ佐久に住み、おなじ医師としての立場にある仲寒蟬さんがとりくんでくださった本書である。 年代を追う編年体形式の鑑賞となっているので、現役の医師ながら最後は癌闘病のはてに亡くなるわけであるが、ご本人には癌は告知されていない。 医師であるからあるいは癌と気づいていたのかもしれない、最後のほうは死を覚悟した作品が並ぶ。 水原秋櫻子が、「馬醉木」の後継者にとつよくのぞんでいたと俳人である。 秋櫻子の嘆きは並大抵ではなかったと聞いている。 冬麗の微塵となりて去らんとす 相馬遷子 6月末までには刊行予定である。
by fragie777
| 2024-05-23 19:06
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