ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko

fragie.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

ふらんす堂の編集日記と最新ニュースなど。 By YAMAOKA Kimiko
by fragie777
プロフィールを見る
画像一覧
新着記事を受け取る
Facebook Instagram
< February 2026 >
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
カテゴリ
全体
インタビュー
本紹介
賞
未分類
以前の記事
2026年 02月
2026年 01月
2025年 12月
more...
最新のコメント
金子敦さま 文己さんへ..
by fragie777 at 18:18
文己さん、双子のお子さん..
by 金子敦 at 16:59
村山半信さま コメント..
by fragie777 at 10:50
オスカーさま コメント..
by fragie777 at 10:42
文己さん、おめでとうござ..
by 村山半信 at 07:25
おはようございます。 ..
by オスカー at 06:47
sinamonさま あ..
by fragie777 at 09:40
ゆっくり休んでくださいね。
by sinamon at 19:56
sinamonさま ボ..
by fragie777 at 10:16
タグチさま コメントを..
by fragie777 at 10:55
検索
外部リンク
  • 自費出版のご案内 | 出...
画像一覧

もっと見る
エキサイト
XML | ATOM

Powered by Excite Blog

会社概要
プライバシーポリシー
利用規約
個人情報保護
情報取得について
免責事項
ヘルプ

お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。

5月22日(水)  旧暦4月15日


お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17394674.jpg

仕事場への途上の薔薇。


いつもここで立ち止まって匂いをかぐ。



お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17394835.jpg

この日は空がいちだんと青かった。


薔薇をそだてている家がおおくて、この季節、たっぷりと薔薇をたのしむことができる。
わたしの生家では、母が花好きで薔薇や蘭をそだてていたが、わたしはいっさいダメ。
何にもしなくても季節になると咲いてくれる木の花しかわが庭にはない。

薔薇はしおれかけてゆく凋落の感じもきらいじゃない。
剪り花にはほとんど興味がない。
だからわたしに薔薇の剪り花をプレゼントしてくださらなくても結構よ。(誰もしやしないけど……念の為129.png)





18日づけの日本農業新聞の「おはよう 名歌と名句」に宮坂静生さんが、大井恒行句集『水月伝』より一句紹介しておられる。

 「花の悲歌」芥子の花にぞとこしなえ    大井恒行

「掲句の作者は雛罌粟を永遠の祈りをこめて捧げたいという。明るい地中海が見える」と宮坂静生さん。




共同通信発信の新聞連載時評「俳句はいま」に浅川芳直さんが、井上弘美編『発信―武蔵野大学アンソロジー』と阪西敦子句集『金魚』をとりあげてくださった。
「俳人の感覚と教科書のずれ」と題して、子どもがつくる俳句について触れている。「俳句」4月号の中西亮太さんの寄稿「俳句と教育」についてふれながら、教科書で紹介されている子どもの俳句の問題点を指摘する。そのうえで星野髙士・仁平勝・石田郷子監修『先生と子どもたちが詠んだ学校歳時記』(角川文化振興財団)における子ども俳句の良さを紹介している。ふらんす堂刊行の上記の2冊はその延長線上での紹介である。
抜粋して紹介したい。

井上弘美編『発信ー武蔵野大学アンソロジー』は、編者が高等教育の場で行ってきた句会の作品集。先生に「教わる」より、自分で表現を「楽しむ」様子が伝わってくる。(略)
「ホトトギス」の生徒・児童の部で俳句を始めた阪西敦子の第一句集『金魚』は、子ども時代から現在まで約40年分の句を収録。〈新しいかさが使える春の雨〉児童らしい素直さが、雨に逆転の価値を見出す。(略)〈牡蠣買うて愛なども告げられてゐる〉〈むかし川見えたる蛍袋かな〉は成人後の句。一貫して伸びやかな佳句の数々は、俳句入門最初の一歩の輝きがいかに大切かを示しているようだ。





今日はお客さまがおひとり見えられた。

俳人の辻村麻乃さん。

目下進行中の「岡田史乃の百句」の装釘について打ち合わせに見えられたのだった。

俳人・岡田史乃は、辻村麻乃さんのお母さまである。
岡田史乃さんが亡くなられたあと、俳誌「篠(すず)」を継承され、今日まで頑張ってこられた。

今年は、「篠」創刊の45周年を迎えられる。
それを記念して「岡田史乃の百句」に取り組まれたのである。

担当はスタッフのPさん。

打ち合わせはとても楽しそうで、わたしのところまで明るい笑い声がひびいてくる。


お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17402406.jpg

辻村麻乃さん。

お母さまとおなじように華やかな方である。




お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17404324.jpg
今年45周年をむかえる俳誌「篠」
辻村麻乃さんが継承して5年になるという。




お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17403438.jpg

今日辻村麻乃さんがご持参くださった1冊の本。

笹尾史『わたしはロッテではない』


なんと岡田史乃さんが20代のころに書いた小説であるという。
「ストーリーとかなくて、不思議な小説なんです」と麻乃さんがおっしゃるように、その頃流行したシュールレアリスムの影響が濃いかもしれない。
「丸谷才一さんが絶賛してくださったらしいのですが」と麻乃さん。
史乃さんの夫君は詩人の岡田隆彦さん。
20代の岡田史乃さんのまわりには先鋭的な意識をもった詩人たちが集まっていだのだろう、そんな中で書かれた小説かとも。
ちなみにこの「ロッテ」は、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』に登場してくる「ロッテ」であるということである。





お母さまの書いた小説とともに、ご来社の辻村麻乃さん。_f0071480_17395046.jpg





Tweet
by fragie777 | 2024-05-22 18:53 | Comments(0)


<< 岡本眸先生も薔薇がお好きだった... 虚子生誕150年の今年、すると... >>

ファン申請

※ メッセージを入力してください