いざともに穂麦喰らはん。。。。

5月18日（土）　　旧暦4月11日

国立の里山、谷保をあるく。

麦畑で麦穂をつんで、それを口へはこんだりして麦秋の季節をたのしんだ。

日差しは夏の日刺しであったが、

風はまさに薫風だった。

その麦畑にひそんでいた天道虫。
七星天道虫である。

からす麦にぶらさがって活発だ。


広い麦畑の一角に立って、こんな風に天道虫をみつけること、それがなんとしても特別のことのように思えてくる。
ひょっとしたら、わたしは今日この天道虫にあうそのことのためにここにいるのかもしれない。。。。
なんておもえてくる。


からす麦畑。

風はあくまで心地よい。


麦。
「だれ？」
この皮をむいて、すぐに口に運んだのは。。。


人間のうしろ姿。




鶺鴒の後ろ姿。

今日はうしろ姿をみつめることの多い一日だった。




大きな蛇にも遭遇した。
蛇が消えたあとを小枝でつつく。

蛇も後ろ姿のみをみせて消え失せてしまったのだ。




　いざともに穂麦喰らはん草枕　　　　松尾芭蕉








可憐な桔梗草。