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5月10日(金) 蚯蚓出((きゅういんいずる) 旧暦4月3日
玄関のドアーの前にあって一番、わたしのことをよく知っているアオハダの木である。 (もう夏なんだなあ……)と見上げる。 パンクした車も無事にもどってきた。 修理も数千円で済んでほっとした。 ゲラを読む予定であったけれど、その前にやらねばならない仕事が山積しており、積んであるゲラを横目でみながら仕事をする。 で、わたしはいったい何をやったんだって思えば、そう大したことはやってない。 データの整理が主。 「ねえ、Excelのセルをふやしたいのだけど、計算式ごとに増やすのってどうやるの。」などど聞きながら、スタッフの邪魔をすることが多い。 スタッフたちは自分の仕事をかかえているので、そんなに丁寧にむきあってはくれない。 「ネット上で検索して対処方法を考えてください」とか、 「いいですか、教えますけど、ちゃんとメモしておいてくださいね。」とか、 厳しいもんである。 で、yamaokといえば、メモしたりするんだけど、「はて?」(いまはやりね)そのメモがパソコン上に見当たらない。 今日もわたしがやった代送のためのデータが不手際が多く、叱られた。 「そんなにきつく言わなくてもいいでしょ。老体に鞭うってんだからさ、やさしくフォローしてくれてもいいじゃない!」などと抗議をするのだが、そんな抗議は通用しない。ビシバシ突っ込まれる。 アナログ世代がデジタル主流の世界で仕事をするって大変。 なんとか、なんとか、頑張ってる。 それでも、装釘のことになると楽しい。 君嶋真理子さんや和兎さんがつくった装釘のラフ案をみせてもらったり、そこにアドバイスをしたり、ああ、いったいどん本になるんだろうって思い描いたりするのは、とても幸せである。 来週には「岡本眸全句集」の見本ができあがってくる。 広告をしたら、ずいぶん問い合わせをいただいた。 1冊の本ができあがってくる歓びをおもうと、AccessもExcelもFileMakerも頑張っちゃおうって思うのよね。 スタッフのMさんが、秋尾敏著「河東碧梧桐の百句」のポップを作ってくれた。 以前はよく作って貰っていたのだが、ここんと時間的に作れなかったのだ。 書店宛におくって、立ててもらうつもりであるが、それも書店さんの一存となってしまう。 スペ―ズがなければだめだし、送っても書店員さんのこころが動かないとむずかしいものがある。 5月21日(火)発売。 定価1650円 初期のころの清新な作品に是非ふれて、驚いてほしい。 この「百句シリーズ」で誰をどなたにお願いしようかって考えるのもたのしい。 その結果、良い本になると編集者冥利につきる。 1冊が出来上がってくるととても感慨深い。 カルミヤの花も咲き出した。
by fragie777
| 2024-05-10 19:57
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